世界初の量産型グラフェン攜帯電話（計3萬臺）が2日、重慶市で発売された。この攜帯電話は新たに開発されたグラフェンを採用したタッチパネル、バッテリー、熱伝導(dǎo)シートを搭載している。そのコア技術(shù)は、中國科學(xué)院重慶グリーン?スマート技術(shù)研究院、中國科學(xué)院寧波材料技術(shù)?工學(xué)研究所が開発。グラフェン材料の採用により、攜帯電話のタッチによる制御の性能が強化され、バッテリー駆動時間が延長され、高い熱伝導(dǎo)性が備わった。重慶日報が伝えた。

◆感度の高いタッチパネル

グラフェンシートを使用したタッチパネルは感度が高く、光透過率は97.7％に達(dá)する。強い光の下でも、ディスプレイがより見やすくなり、高い色再現(xiàn)性を誇るため、美しい畫像を楽しめる。

◆バッテリー駆動時間が延長

グラフェン材料を採用したバッテリーのエネルギー密度は10％上昇し、使用壽命は50％延長される。グラフェン材料を採用した熱伝導(dǎo)シートは、50度の局部の高溫を背面に均等に伝える。これによって攜帯電話の表面の最高溫度を、35度以下に下げることができる。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年3月3日