中國経済は「新常態(tài)」(ニューノーマル)を認(rèn)識する段階から新常態(tài)を誘導(dǎo)する段階への移行過程にあり、今まさに坂を上り高みに至るための「関所」を通過しつつある。そこでどのように経済を安定的に運営するかが、各方面が回答を求める問題となっている。國務(wù)院の李克強(qiáng)総理はこのほど政府活動報告の中で、「中國は消費を拡大し、投資を増やし、新興産業(yè)と新興の業(yè)態(tài)を支援することなどを著手點として、経済モデルのバージョンアップを促進(jìn)し、慎重に行動して大きな成果を上げていく」と述べた。この力強(qiáng)い報告がさまざまな関連産業(yè)に発展の黃金期をもたらすことは確実だ。「北京商報」が伝えた。
▽消費を拡大:小さな流れが集まって大きな川になる
中國経済のモデル転換の過程では、消費市場が転換にともなってバージョンアップするというのが業(yè)界の共通認(rèn)識だ。政府活動報告の中では、これから必要なことは消費の成長源を早急に育成することだとしている。大衆(zhòng)の消費を奨勵し、「三公消費」(公費による外遊、公務(wù)接待、公用車の購入?使用)を抑制する。これと同時に、介護(hù)や家事や健康にまつわる消費を促進(jìn)し、情報消費を拡大し、観光やレジャーの消費を引き上げ、グリーン消費を推進(jìn)し、住宅関連消費を安定させ、教育?文化?スポーツ消費を拡大することが必要だ。それだけではなく、中國は今後、「三網(wǎng)」(通信網(wǎng)、インターネット、有線テレビ網(wǎng)の三大ネットワーク)の融合を全面的に推進(jìn)し、光ファイバーネットワークの建設(shè)を加速させ、ブロードバンドネットワークの速度を大幅に引き上げ、物流?宅配便業(yè)務(wù)を発展させ、インターネットをベクターとし、オンラインとオフラインが連動する新興の消費スタイルを大いに発展させることが必要だという。李総理は、「消費を拡大するためには小さな流れを集めて大きな川にすることで、億萬人の國民の消費の潛在力を経済成長牽引の力強(qiáng)い動力としなければならない」と強(qiáng)く指摘した。
業(yè)界のアナリストの間では、「先進(jìn)國や世界の平均水準(zhǔn)に比べ、中國國民の消費率は低すぎる。経済発展を牽引する『トロイカ』(消費、投資、輸出)の一つである消費を促進(jìn)することは、中國人に『使える金があり、その金を使う』ようにさせることにほかならない。消費を奨勵するとは、人々の所得水準(zhǔn)を引き上げ、所得分配政策を調(diào)整し、社會保障を強(qiáng)化し、消費の成長源を育成することを意味する。全體としてみれば、中國人の消費の潛在力は非常に高い」との見方が一般的だ。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386