上海の特殊警察が、銃身を左右に折り曲げて発射する屈折型銃器「コーナーショット」を使って訓(xùn)練を行っている一連の寫真が、このほど公開された。この銃を持つ狙撃手は、壁際に身を隠したまま、視野に入らない場(chǎng)所をめがけて「曲線的な射撃」ができる。この銃は、北京?広州?新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)警察など、中國(guó)各地の特殊警察隊(duì)や武裝警察隊(duì)に広く導(dǎo)入されている。香港紙「サウスチャイナ?モーニング?ポスト（南華早報(bào)）」の記事を引用して環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

銃身を左右に折り曲げて発射するという考え方は、早くから生まれていた。塹壕に身を隠して射撃する兵士のために、英國(guó)軍やドイツ軍は、曲射アタッチメント（灣曲する銃身）を銃口に取り付けて使う銃を開発した?，F(xiàn)在使用されている「コーナーショット」の原型は、市街戦が絶えないイスラエルで誕生した。イスラエルが2003年に開発した屈折型銃器システムは、市街戦という特殊な狀況での戦闘に適した兵器だ。イスラエル國(guó)防軍と國(guó)境警備隊(duì)によるヨルダン川西岸とガザ地區(qū)における一掃作戦では、「コーナーショット」が頻繁に利用された。

中國(guó)が開発した「コーナーショット（寫真）」の外観は、イスラエルのコーナーショットと極めて良く似ているが、中國(guó)は、イスラエル製品との「深い関係」を否定している。2007年に開催された「中國(guó)（北京）國(guó)際警備用設(shè)備展覧會(huì)」に「コーナーショット」を出品した中國(guó)の関連企業(yè)擔(dān)當(dāng)者は、「中國(guó)製コーナーショットの正式名稱は、『非線型観察操作プラットフォームシステム』といい、2006年に開発がスタートした」と説明した。

同擔(dān)當(dāng)者は、このシステムは、2つの部分で構(gòu)成されていると指摘、次のとおり続けた。

前の部分は、拳銃とカメラを取り付けることができる照準(zhǔn)?射撃裝置で、後ろの部分は、システム全體を安定させる銃床だ。銃床部分にはモニターが設(shè)置されており、前部分のカメラが取得したビデオ畫像を映し出すことができる。同プラットフォームには、92式9ミリ拳銃と5.8ミリ拳銃を取り付けることができる。さらには、小型自動(dòng)小銃も取り付けることが可能で、威力はイスラエル製をはるかに上回る。だが、中國(guó)製「コーナーショット」にも欠點(diǎn)はある。灣曲度は60度にとどまり、イスラエル製のように90度まで灣曲しない。中國(guó)大陸部特別警察隊(duì)が初めて導(dǎo)入した「コーナーショット」は、イスラエルから調(diào)達(dá)したもので、価格は12萬(wàn)元だった。だが今では、多くの安い國(guó)産製品が生まれており、広大な第三世界諸國(guó)での使用に適している。実際に、「警察に中國(guó)製コーナーショットを?qū)毪筏郡ぁ工韧嗦暏?、多くの?guó)家から上がっている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年3月9日