中國貴州省で生まれた萬能調味料?老干媽(ローカンマ)は、280グラム入りが中國の大手食品eコマースサイトの「1號店」で7.9元(約150円)で販売されているのに対し、米國のオンライン通販アマゾンでは3.9ドル(約470円)で販売されている。
「老干媽」は英語で「LaoGanMa」と呼ばれ、高級ブランドの雑貨などを最大7割引きで販売する米ネット通販サイト「ギルト」にも登場。世界最強の激辛調味料と稱され、微博(ウェイボー)では、「一秒で味を変える」と言われている。そして、「ギルト」では、米國で中國商品を扱うスーパーで2ドル(約240円)で販売されているこの調味料が約12ドル(約1440円)で販売され、中國人は目を丸めている。
「老干媽」を置いていない中國のスーパーはないと言っていいほど、中國では最も一般的な調味料。しかし、ギルトの手にかかると、「おすすめの食材」で一定の地位を占め、12ドル以外に、送料まで払わなければならない。
貴州省のあるネットユーザーはアマゾンに、「米國でiphoneを買うと安いけど、中國で買うと高いのと同じ。老干媽も貴州では數元だけど、米國に行くと20元以上。貴州出身者として誇りに感じる」と書き込んでいる。
中國のネット上では、「老干媽は外國で『高級品』となっているが、同製品の発案者?陶華碧さんはそれをどう思っているのだろう」との聲も。それに対して、陶さんは、「老干媽が何カ國で販売されているか、私も知らない。でも、中國人がいる所に、老干媽もあるということだけは確か」と、誇らしげに語っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月13日
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