中國(guó)では春節(jié)（舊正月、今年は2月19日）後となる3月と4月、各企業(yè)が新計(jì)畫(huà)を?qū)g施したり、「従業(yè)員の入れ替え」や春節(jié)前に辭めた従業(yè)員の補(bǔ)充を行ったりするほか、新たなチャンスを求めて転職する人が急増するため、職業(yè)紹介機(jī)関が大混雑となる。第一財(cái)経日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。

関連のデータによると、上海や北京などの給與は依然として上位となっているものの、杭州市(浙江省)や重慶などの「新一線都市」の給與も大きく上昇し、求職者にとっては魅力が増している。

求職サイト?智聯(lián)招聘がまとめた春節(jié)後2週間の統(tǒng)計(jì)によると、平均月給が最も高いのは「一線都市」で6518元(約12萬(wàn)3800円)で、新一線都市(杭州、天津、成都、重慶、蘇州)の5889元(約11萬(wàn)1900円)を約600元上回った。二線都市、三線都市の平均月給は5393元(約10萬(wàn)2400円)だった。

平均月給が最も高い都市は、上海で7108元(約13萬(wàn)5000円)。以下、北京6585元(約12萬(wàn)4000円)、深セン6285元(約11萬(wàn)9400円)と続いた。4位の杭州市は6131元(約11萬(wàn)6500円)で、広州市(広東省)を上回った。

特筆すべきは、これまで、3、4月になると、多くの企業(yè)が魅力的な給與條件を掲げて、春節(jié)前に辭めた従業(yè)員の補(bǔ)充を図っていたものの、今年は一線都市の給與が前年同期と比べて上昇するどころか、反対に6％減となった點(diǎn)だ。一方、新一線城市の給與は前年同期比9％増となった。これが原因で、2者の給與の差が縮まっている。二線都市、三線都市の平均月給も同8％増となっている。

智聯(lián)招聘の専門家は、「新一線都市や二線都市、三線都市の企業(yè)は、産業(yè)構(gòu)造がレベルアップするにつれ、市場(chǎng)のポテンシャルが高まり、企業(yè)の人材集めが急務(wù)となっている。一方、一線都市の平均月収は依然として高いものの、競(jìng)爭(zhēng)が過(guò)度に熾烈で、給與水準(zhǔn)が逆に競(jìng)爭(zhēng)力を失う結(jié)果となっている」と分析している。

業(yè)界別に見(jiàn)ると、人材を最も必要としているのは、インターネット業(yè)界。以下、不動(dòng)産業(yè)界、金融業(yè)界と続いている。

各業(yè)界の発展?fàn)顩rが、人材が必要な狀況を作り出している。例えば、一連の金融改革政策やマイクロファイナンス企業(yè)の臺(tái)頭などを背景に、金融業(yè)は昨年から、大量の人材を必要としている。

前出専門家は、「春節(jié)後、保険、基金（ファンド）、証券などの分野が、今年1年間必要な人材を確保しようと、大量の人材を求めている。また、不動(dòng)産業(yè)界も、各地方政府が、不動(dòng)産購(gòu)入を制限する政策を撤廃したり、ローン関連の政策を調(diào)整したりしているのを背景に、必要とする人材が増加する傾向にある」と分析している。

その他、経済の新常態(tài)における産業(yè)のモデルチェンジを背景に、春節(jié)後、第三次産業(yè)も活気を増しており、教育や貿(mào)易、コンサルティングなどの業(yè)界が、必要な人材が多い業(yè)界トップ10に入っている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年3月16日