日本の安倍首相が8日間の日程で訪米している。訪米中に取り上げられる議題は中米日三カ國関係の現(xiàn)実を反映している。日本および一部の國際メディアは安倍首相訪米に関する報(bào)道や論説において、対中「牽制」「抑止」といった言葉を多く用いており、連攜して中國を「牽制」することが主要議題となっているかのようだ。(文:賈秀東?本紙?zhí)丶s論説員、中國國際問題研究院特別招聘研究員。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載)
米日の対中政策について両國政府が「牽制」や「抑止」といった表現(xiàn)を用いることはあり得ない。だが願(yuàn)望と実踐から見ると、両國の対中政策にはこうした要素がある。こうした要素がどれほどの比重を占めるかは、その時(shí)々によって異なる?,F(xiàn)在安倍首相は戦後國際秩序の束縛を打破して、日本を「普通の國」にすべく、「中國の脅威」を誇張して世論の基礎(chǔ)を固めることを選択している。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は「アジア太平洋リバランス」戦略を推し進(jìn)め、アジア太平洋地域における米國の主導(dǎo)的地位を維持し、日本を引き込んで中國を抑止することを政策的選択肢としている。同盟関係の強(qiáng)化によって日増しに拡大する中國の影響との均衡を図る面において、米日は利害が一致しているといえる。
それでも対中牽制または抑止が米日の対中政策と米日同盟の主導(dǎo)的要因、圧倒的考慮となったとは言えない。現(xiàn)在のアジア太平洋と世界は中米関係であれ中日関係であれ、相互包含的な局面のために、政策の目標(biāo)や選択を黒か白かで決め、敵と味方を明確に線引きすることはできなくなっている。米國は中國に対して戦略面の疑念や懸念を抱き、中國の臺(tái)頭が米國の覇権への挑戦となることを懸念しているが、同時(shí)に中國と多くの分野で協(xié)力せざるを得ない。安倍首相は靖國參拝に固執(zhí)し、「中國の脅威」を説得材料にすると同時(shí)に、中國と完全に仲たがいすることは望まず、中國側(cè)との接觸を求めている。これは典型的な対中二面政策だ。
米日は共に二面的な対中政策を行っているが、中米日三角関係は本質(zhì)において「米日対中國」というような単純な「二対一」の関係ではない。米國は日本に対して「利用し、制限する」関係のプラグマティズムであり、時(shí)に日本は米國が対中外交で日本を無視した「頭越し外交」を行うことを懸念している。日本は表面的には米國の言いなりだが、米國の庇護(hù)の下で努力せずに強(qiáng)大になるという考えが常にあり、安倍首相の平和憲法改正の企てにもこれは見られる。
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