なぜ近年、世界では伝染病が絶えず発生しているのだろうか?華南報の記者は14日、広東省で中東呼吸器癥候群(MERS)の感染拡大阻止に當(dāng)たる専門家チームを率いる鐘南山氏(中國工程院院士)の獨占インタビューを行った。
鐘氏によると、MERSウイルスは2012年の時點で発見されていた。MERSは非常に局地的な疾患で、多くの感染者は現(xiàn)地で感染してから他國に向かったため、それほど重視されることはなかったという。しかし今年は広い範(fàn)囲で多くの感染者が確認(rèn)されており、世界的に注目されるようになった。
中國はMERS抗體の研究で進(jìn)展を?qū)g現(xiàn)している。復(fù)旦大學(xué)基礎(chǔ)醫(yī)學(xué)院の研究チームはアメリカ國立衛(wèi)生研究所と協(xié)力し、MERSコロナウイルスの抗體m336を共同で作製した。動物実験では高い効果を示しているが、安全性については未知數(shù)で、患者にむやみに使用することはできず、命の危険がある時のみ検討する狀況となっている。ゆえに臨床試験の早期実施が望ましい。MERSウイルスは體內(nèi)で高いウイルス負(fù)荷を持ち、抗體による治療が効果的で、抗ウイルスの研究よりも手っ取り早い。
鐘氏は、感染防止の最も効果的な手段は隔離で、ウイルスの伝播を防ぐことだと指摘した。また感染ルートを確認(rèn)し、感染源の管理に努める必要がある。SARSの中間宿主はハクビシンで、野生動物市場で供給を遮斷すると、翌年は4人が散発的に感染したのみに留まり、その後は根絶された。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月15日
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