▽リスクは依然軽視できず
ギリシャとユーロ圏が金融支援の再開(kāi)について合意したことを受け、世界はFRBの利上げと、危機(jī)終息という力強(qiáng)いシグナルを待ちわびるようになった。しかし、様々なリスクが存在し、依然楽観を許さない狀況が続いている。
プエルトリコのデフォルトも世界にとって警告となった。米自治領(lǐng)プエルトリコのアレハンドロ?ガルシア?パディラ知事は6月末、総額720億ドル(約8兆8000億円)に上る債務(wù)の返済ができなくなったことを表明した。プエルトリコ政府はさらに、「プエルトリコが財(cái)政危機(jī)に陥った」と宣言する內(nèi)容の、世界銀行の元チーフエコノミストが書(shū)いた経済報(bào)告書(shū)を公表した。
これについてアナリストは「世界経済は今、激動(dòng)の時(shí)代を迎えつつある。次なる経済危機(jī)はソブリン債務(wù)危機(jī)だ。ギリシャやプエルトリコなど、すでに問(wèn)題が明らかになった國(guó)だけでなく、ラテンアメリカなどの狀況も楽観視できない?,F(xiàn)在ラテンアメリカ経済は成長(zhǎng)が低迷しているだけでなく、資本市場(chǎng)の動(dòng)揺も見(jiàn)られる」と指摘する。世界銀行は報(bào)告書(shū)の中で、「ラテンアメリカ経済は今年、金融危機(jī)以來(lái)で最低の狀態(tài)に陥り、今後も更に悪化する恐れがある」と予測(cè)している。
このほか、各國(guó)の金利が極めて低いことにもリスクが潛んでいる。國(guó)際決済銀行は6月末、年度報(bào)告書(shū)の中で、「世界の金利が、長(zhǎng)期間にわたり極めて低い水準(zhǔn)で推移していることは、世界経済にリスクが潛んでいることの表れ」と指摘、さらに「世界には、経済発展の不均衡、高すぎる債務(wù)負(fù)擔(dān)と金融リスク、生産力発展の鈍化、マクロ経済政策の実施の余地が小さすぎるといった一連の問(wèn)題が存在する」とし、各國(guó)が金融?財(cái)政政策を改善し、國(guó)際的な協(xié)調(diào)?協(xié)力を強(qiáng)める必要性を強(qiáng)調(diào)した。(編集SN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年7月17日
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