多くの外國人が日本の女性に対し、性格は物靜か、やさしくて落ち著きがあり、おしゃれで料理上手といった印象をもつ。日本の女性はかつては理想の女性の代名詞だった。家庭では大蔵大臣で、夫のキャッシュカードを握り、日々の暮らしを切り盛りする。外ではベビーカーを押して、優(yōu)雅に午後のお茶を飲む。こうした印象は果たして日本の女性の社會(huì)的地位の高さを示すのだろうか。
先に世界経済フォーラムが発表した「世界男女格差レポート」によると、調(diào)査対象の142カ國のうち、日本の順位は104位だった。前年より1つ順位を上げたとはいえ、まだ低い水準(zhǔn)だ。このレポートは職場でのキャリア、教育レベル、健康レベル、政治への參加度の4分野について男女間の格差を分析し、各項(xiàng)目の平均値に基づいて総合ランキングを作成するもの。政治への參加度は100點(diǎn)満點(diǎn)で、日本はわずか5.8點(diǎn)の129位だ。職場でのキャリアは102位で、この2分野が日本の総合ランキングを押し下げている。またレポートは、「日本の上場企業(yè)は女性役員の割合が調(diào)査対象國の中で最低レベル」と指摘する。
経済協(xié)力開発機(jī)構(gòu)(OECD)が発表した「2014年雇用見通し」のデータによると、日本の男女間の就業(yè)率の格差は約20%、給料の格差は約27%だ。日本の非正規(guī)雇用の70%は女性で、こうした人々は正社員に比べて給料が低く、労働環(huán)境が不安定だ。
日本の女性の社會(huì)的地位の改善がなかなか進(jìn)まない原因はいくつかある。
第1に、「男は外、女は家庭」という伝統(tǒng)的な考え方が根強(qiáng)いことだ。日本の內(nèi)閣府が発表した最新の「男女共同參畫に関する世論調(diào)査」によれば、こうした考え方に賛成する人が44.6%を占め、20年前に比べて家庭や結(jié)婚についての考え方には大きな変化があったものの、まだ半數(shù)近い人が「妻は家にいるべき」と考えていることがわかる。
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