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2016年1月6日  
 

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中國滯在25年の日本人外交官「中國の元抗日兵士と固い友情結(jié)ぶ」 (4)

抗日戦爭勝利70周年インタビューシリーズ第12期

人民網(wǎng)日本語版 2016年01月06日09:42

▽中日関係「楽観」 仏獨(dú)參考に若者交流の拡大を

 第2次大戦終結(jié)70周年の意義について、瀬野氏は、第2次大戦終結(jié)70周年は歴史を振り返るチャンスであり、未來の発展の道を探るのに非常に重要だと語った。瀬野氏によると、現(xiàn)在の日本の歴史教育には二つの問題がある。第一に、日本は四方を海に囲まれており、外部に対する日本人の理解には一定の限界があるということだ。戦爭については、日本人は、日本が原爆投下に遭ったという痛みの記憶を持っているが、日本の侵略に遭った國が受けた痛みについてはよくわかっていない。戦爭を経験した人の多くは、アジアの隣國で自らが行った殘虐なことは語りたがらず、若者は、経験者を通じて戦爭の殘酷性を知る機(jī)會がなかなかない。

 第二の問題は、日本の學(xué)校が近現(xiàn)代史教育において抱えている欠陥である。瀬野氏によると、授業(yè)のコマ數(shù)が足りない、生徒が進(jìn)學(xué)試験の準(zhǔn)備をしなければならないなどの原因から、日本の學(xué)校の歴史の授業(yè)は近現(xiàn)代史についてはちらっと觸れる程度ということになってしまう。最近では、高校教育で世界史と日本史と地理とが選択科目になっており、一部の生徒が日本の近現(xiàn)代史を?qū)Wぶ機(jī)會を失うことにもつながっている。これと比べると、中國人の學(xué)生が歴史の面で持っている情報(bào)の量は日本の學(xué)生をはるかに超えている?!笟s史教育をきちんとやらなければ、いつか問題になるだろう。人々が正しい道を進(jìn)むための道標(biāo)となるのは歴史だからだ」

 瀬野氏は、若者は戦爭がカッコいいことでも美しいことでもないということを知らなければならないと語る。戦爭は人の命を草の葉のように扱う。戦爭が恐ろしいのは、人間の內(nèi)心の獣性をあらわにするということだ。瀬野氏は、國連ユネスコ憲章から、「戦爭は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」「相互の風(fēng)習(xí)と生活を知らないことは、人類の歴史を通じて世界の諸人民の間に疑惑と不信をおこした共通の原因であり、この疑惑と不信のために、諸人民の不一致があまりにもしばしば戦爭となった」という言葉を引用してこれを語った。

 2015年夏、日本國會は安保法案を採択し、日本の安保政策は戦後最大の転換點(diǎn)を迎えた。日本國內(nèi)には「平和憲法」の改正を求める聲もあり、日本の將來の発展の道に対する國際社會の憂慮を引き起こすことともなった。瀬野氏はこれについて、日本は今後も戦後の70年と同様に「平和國家」の道を歩むだろうと語った。「それ以外に日本には取るべき道はない」。瀬野氏は、「日本は島國で、國土面積が狹く、資源にも乏しい。日本は、世界各國と良い関係を保ってこそ発展を続けることができる」と指摘した。

 瀬野氏は、「將來(日本が平和の道を守っていくこと)は楽観している。日本國民は戦爭を望んでいないからだ」と語る。日本が安保問題の政策調(diào)整を試みた時(shí)の國民の反応からもそれはわかる。もしも戦爭の危険が訪れれば、日本國民は全力で反対するはずだ。戦爭が終わって70年が経ち、日本社會にも大きな変化が起こっている。瀬野氏によれば、憲法を含む法律を改正するということになっても、「平和憲法」の核心である第9條の堅(jiān)持は変わらず、日本は平和主義と民主主義の基本方針を堅(jiān)持するはずだという。


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