4月18日、中國社會(huì)科學(xué)院財(cái)経戦略研究院と中國社會(huì)科學(xué)院観光研究センター、社會(huì)科學(xué)文獻(xiàn)出版社が共同で主催した「2015~2016年中國の観光発展についての分析と予測」(通稱「観光緑書」)発表會(huì)が北京で行われた。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
「観光緑書」によると、2015年中國の國內(nèi)旅行者數(shù)は延べ40億人近くで、関連消費(fèi)は3兆6000億元(1元は約16.8円)に達(dá)し、海外旅行者數(shù)は延べ1.2億人にのぼった。莫大な観光ニーズは中國経済の重要な支えとなりつつあり、中國人の海外旅行は世界各國の注目も集めている。
日本政府観光局の統(tǒng)計(jì)によると、2015年の訪日中國人観光客は前年同期比107%増の延べ499萬人となり、中國が日本の最大観光客源國となった。韓國文化観光部のデータでは、2015年に韓國を訪れた中國人観光客は延べ611萬人であり、韓國の海外観光客の4割を占めている。2015年に米國を訪れた中國観光客は前年同期比16%増、オーストラリアを訪れた中國人観光客は延べ100萬人となり、オーストラリア観光當(dāng)局が定めた10年計(jì)畫をたった5年で実現(xiàn)した。
注目に値するのは、この報(bào)告書が訪中外國人観光客の現(xiàn)狀についても詳しく分析している點(diǎn)だ。報(bào)告書によると、世界の観光市場は回復(fù)傾向にあるにも関わらず、中國の観光市場は低迷したままだ。2012年以降、インバウンド観光客の數(shù)は下降し続け、低下幅はそれぞれ2.5%(2013年)、2.2%(2014年)、0.45%(2015年)となっている。
この現(xiàn)狀を打破するため、中國関係當(dāng)局は近年インバウンド観光の利便化政策の実施を推し進(jìn)め、外國人への72時(shí)間以內(nèi)のトランジットビザ免除措置を最適化させていくほか、さらに一部の國を?qū)澫螭趣筏繃怏wツアーのビザ免除の検討、クルーズ客船の入國手続きの最適化を進(jìn)めている。2015年、廈門(アモイ)、武漢、天津、哈爾濱(ハルピン)、南京、青島、長沙など7都市で外國人の72時(shí)間以內(nèi)のトランジットビザ免除措置の実施を開始し、當(dāng)措置を?qū)g施する都市は計(jì)18都市となった。広東省はさらに「144時(shí)間ノービザ政策」管理システムの構(gòu)築を進(jìn)めている。中國國家観光局データセンターのデータによると、2015年の中國インバウンド観光客數(shù)は11ヵ月間連続で増加している。
「観光緑書」によれば、2015年11月までの中國のインバウンド観光客數(shù)は同4.4%増の延べ1億2200萬人達(dá)した。うち、香港の観光客數(shù)は4.1%増、マカオの観光客數(shù)は12.0%増、臺(tái)灣の観光客數(shù)は4.1%増となり、外國からの観光客數(shù)は0.5%低下した。中國を訪れた外國人観光客數(shù)は、韓國が1位、日本が2位、米國が3位となった。2015年通年のインバウンド観光客數(shù)は前年同期比4%増だった。(編集JZ)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年4月20日
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