北京モーターショー2016が開幕した。初日の25日には北京國際展覧中心の新館會(huì)場(chǎng)で、國內(nèi)外のメーカー約2千社がうち出す各種車種のうち、新車100車種あまりがお目見えした。舊館會(huì)場(chǎng)の北京新國展の広場(chǎng)には、ショーの動(dòng)きをリアルタイムに伝えるデータ「モーターショー溫度計(jì)」を映し出す大型スクリーンが登場(chǎng)し、議論する人や寫真に納める人など反応はさまざまだった。會(huì)場(chǎng)の熱気を株式市場(chǎng)に例えると、この「溫度計(jì)」のデータは株式投資家が注目するK線図のようなものといえる。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

百度は「溫度計(jì)」のオンラインバージョンもうち出し、百度の人気ビッグデータ検索サイト「百度指數(shù)」と連動(dòng)してショーに関する検索の動(dòng)きをリアルタイムで伝え、ネットユーザーは攜帯電話やパソコンで自動(dòng)車のブランドや車種などを詳しく調(diào)べることができる。リアルタイムのビッグデータでモーターショーの人気ぶりを伝える初めてのネット商品でもある。

メーカーからみれば、モーターショーは年に一度の業(yè)界イベントというだけでなく、ブランドと製品のイメージを集中的に伝える重要な市場(chǎng)活動(dòng)だ。戦いムードに満ちた自動(dòng)車市場(chǎng)において、ブランドの注目度がライバルを上回るか、數(shù)千萬元（1元は約16.7円）に上る広告費(fèi)用に見合う価値が獲得できているか、メディアはブランドの発信する情報(bào)に注目しているか、消費(fèi)者が最も感心を寄せるホットポイントは何か、などが長(zhǎng)年にわたりメーカーを悩ませてきた問題だ。こうした問題はフィードバックが不可能なようでいて、実は科學(xué)的データとインターネットの先端技術(shù)によって量的評(píng)価が可能であり、「溫度計(jì)」は生まれるべくして生まれたといえる。

「溫度計(jì)」は今回のモーターショーにたくさんの面白みを加えたといえる。オフラインの大型スクリーンでもオンラインのHTML5の畫面でも、ユーザーのモーターショーの見方が変化しつつある。メーカーにとって、「溫度計(jì)」はリアルタイムの時(shí)間表示器のようなもので、ブランドの市場(chǎng)での動(dòng)きをはっきりと伝え、ブランド同士の競(jìng)爭(zhēng)の様子を映し出すだけでなく、消費(fèi)者がより透明性の高い視點(diǎn)で自動(dòng)車産業(yè)を理解するのを助けるものだともいえる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年4月29日