イギリス南極調(diào)査所が発表した研究データによると、同機(jī)関所屬の南極基地が6月に観測した南極地域の大気中に含まれるCO2の濃度は、100萬分の400(400PPM)だった。これは人類活動(dòng)による炭素排出拡大が、地球で最も人里離れた場所にまで影響を及ぼしていることを意味する。新華社が伝えた。
南極調(diào)査所によると、北半球は人口が密集しており、化石燃料の燃焼などの人類活動(dòng)により炭素排出量が拡大を続けている。そのため北半球の大気中のCO2濃度は、2013年に100萬分の400という節(jié)目の水準(zhǔn)に達(dá)した。相対的に見て、南半球は人類活動(dòng)が少なく、南極はさらに人家も稀な地だ??茖W(xué)者はこれまで、人類活動(dòng)による炭素排出が南半球に大きな影響を及ぼすには、まだ長い時(shí)間がかかると見積もっていた。
米國の科學(xué)者が先月、南極付近の空域で測定したところ、大気中のCO2濃度は100萬分の400に達(dá)していた。しかし英國のハレー基地は初めて、南極の表面でこの數(shù)値を持続的に測定した。
イギリス南極調(diào)査所の関係者は、「南極大陸は遠(yuǎn)く離れた、地球上で最後に人類活動(dòng)の影響を受ける場だ。しかしながら現(xiàn)地のCO2濃度も100萬分の400という節(jié)目の數(shù)値に達(dá)している」と指摘した。
研究者が南極氷床コアを分析したところ、現(xiàn)在の南極のCO2濃度は、この80萬年間で最も高くなっていることが分かった。研究者はまた、南極のCO2濃度が短期間內(nèi)に、再び100萬分の400以下になることはないと予想した。
上述した関係者は、「ハレー基地が南極で集めたデータによると、地球溫暖化を促す大気中の二酸化炭素の濃度は依然として上昇しており、かつ現(xiàn)在のペースは1980年代を大幅に上回る。我々の地球への影響は、すでに極地にも浸透している」と話した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年6月21日
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