北京時(shí)間21日、中國の80後女性SF作家■景芳氏(■は赤にへんにおおざと)は、小説「Folding Beijing」でSF小説界で最高の栄譽(yù)とされる2016年ヒューゴー賞を中短編部門で受賞した。中國人としては劉慈欣氏に続き2人目の受賞者になった。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
■景芳氏は小説「Folding Beijing」の中で、異なる空間の異なる階層の北京を構(gòu)成した?!弗去楗螗攻榨┅`マーのように折り畳める都市」のような、近未來的な世界と、「冷ややかで厳しい現(xiàn)実」の世界が共存している?!鼍胺际悉伪韭殼膝蕙斫U済の研究で、その傍らSF作家として活動(dòng)している。彼女の日常生活で觸れたものを物語として構(gòu)成している部分が多く、現(xiàn)実社會(huì)の人々の悲喜こもごもが描かれている。そのため、■景芳氏の作品は表向きSFとしているが、「社會(huì)的思考に偏っている」一面もみられる。
劉慈欣氏は以前、■景芳氏の作品について「彼女の作品はSFが王道とするポピュラーな題材にとても詩情にあふれたテイストを掛け合わせた」とコメントしている。
劉慈欣氏に続き、■景芳氏もヒューゴー賞を受賞したことをうけて、中國國內(nèi)のSF文學(xué)はすでに「世界レベル」に到達(dá)したと考えられるようになった。テンセント科學(xué)普及情報(bào)化プロジェクトの責(zé)任者である張謙氏は、「時(shí)に海外のSF作品を読んでいると隔たりを感じることがある。一部の描寫方法に関しては、國內(nèi)の作品を読む時(shí)のような痛快感は得られない」と述べた。
張謙氏はSF文學(xué)はまだ少數(shù)派と言える分野であり、今より更に広めていくためには、映像化するのが最善策であるとみている。中國のSF文學(xué)の未來について、張謙氏は「我々國民の科學(xué)に対するリテラシーが上がれば、SFも更に浸透していくであろう」とポジティブな見方を示した。(編集TK)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月23日
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