28日、北京市文物局などの主催による「貴重文化財を護(hù)り、長城に夢を築く活動」が行われ、「北京長城保護(hù)ボランティアサービス総隊」の創(chuàng)立が宣言された。今後、ボランティアは、定期的あるいは不定期に長城でのパトロールを行い、マナー違反行為を制止し、長城を破壊するなどの行為を発見した場合はただちに報告し、「長城の番人」としての責(zé)務(wù)を果たす。新華社が報じた。

単體?線狀の文化遺産として世界最大規(guī)模を誇る長城は、長年にわたる自然破壊や人的破壊の影響を受けてきており、その保護(hù)狀況は決して楽観視が許されない。また、長城の範(fàn)囲が極めて広く、地理的に遠(yuǎn)くはなれた辺鄙な場所にあるが、現(xiàn)有の保護(hù)パトロール隊の活動範(fàn)囲は限られており、長城の保護(hù)にはこれまでずっと様々な現(xiàn)実的な課題が山積みで、文化財保護(hù)ボランティアの力の強(qiáng)化が早急に必要とされていた。

現(xiàn)在、北京管轄エリアにある長城は計573キロメートルで、市內(nèi)6つの區(qū)と2つの特區(qū)に分布している。長城保護(hù)ボランティアの主な任務(wù)は、監(jiān)視者のいない「殘長城」を?qū)澫螭趣筏骏靴去愆`ルだ。

北京市文物局法律執(zhí)行隊の趙建明?隊長は、「現(xiàn)在、長城のパトロールでやるべきことは非常に多い。例えば、長城周辺に、可燃しやすい物が放置されたり、積み上げられていないかどうかなど、古代建築文化財が火災(zāi)の被害に遭う隠れたリスクは、長城が直面している大きな問題だ。長城は線狀に広がる文化財であり、カバーすべき範(fàn)囲が広いため、時機(jī)を得たパトロールによって、文化財の勝手な取り壊しや盜難などの長城本體を破壊する行為を厳しく監(jiān)視する必要がある」と述べた。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月31日