いやし派:人生を悟らせてくれるいやし系日本ドラマ

日本ドラマは、何を描いているのだろう？腳本界では、「同じ醫(yī)療をテーマにしたドラマでも、米國(guó)ドラマは治療、韓國(guó)ドラマは醫(yī)師の戀愛(ài)を描いているのに対し、日本ドラマは、人生について深く考える醫(yī)師を描いている」と言われている。今年の日本のドラマでは、この特徴が一層はっきりと出ている。業(yè)界の現(xiàn)狀を明らかにし、業(yè)界內(nèi)外にかかわらず誰(shuí)でも、そこで描かれる人生の悟りに強(qiáng)く共感できるというのが、日本ドラマの多くが「超いやし系」と言われている理由で、文化の違う海外でも広く受け入れられる理由でもある。

今年、職場(chǎng)をテーマにしたドラマの先陣を切った「重版出來(lái)」では、「ネーム」 や「重版」などの専門(mén)用語(yǔ)が度々登場(chǎng)し、出版業(yè)界の一連の流れを知る機(jī)會(huì)ともなったものの、本當(dāng)の意味で多くの人の心をとらえたのは、大きな業(yè)界の中で、奮闘したり、葛藤を抱えたりしている人を生き生きと描いたストーリーだった。

「重版出來(lái)」が、「デジタル化が普及し従來(lái)型の出版に及ぼした影響」や「利益VS蕓術(shù)性追求のゲーム」などをテーマに、現(xiàn)在の出版業(yè)界の課題にスポットを當(dāng)てたというなら、他のいやし派の職場(chǎng)をテーマにしたドラマでは、業(yè)界の現(xiàn)狀にあまり觸れることはなく、仕事自體が中心テーマというより、社會(huì)性ある話(huà)題を理解したり、人生について悟ったりできる機(jī)會(huì)を與えてくれていると言えるだろう?，F(xiàn)在放送中の「家売るオンナ」は、日本ドラマではあまり注目されたことのない不動(dòng)産業(yè)界が舞臺(tái)。しかし、業(yè)界の內(nèi)幕に觸れることはほとんどなく、家を売りながら、現(xiàn)実的で溫かみあるストーリーが展開(kāi)され、ドラマファンからは、「専門(mén)的ではないが、とっても癒される」との聲があがっている。

英國(guó)のエッセイストのアラン?ド?ボトンは、仕事の意義に関して、「少なくとも、仕事は視點(diǎn)を変えてくれ、美しい泡の中に人を入れて、少しずつ良い人生にしてくれる。そして、限りのない焦りと不安な気持ちを、実現(xiàn)を望むささやかな目標(biāo)に集中させてくれる」と説いている。端的に言うと、仕事とは人生の究極の意義を悟らせてくれ、むなしさや恐怖を感じることがないようにしてくれる存在だ。そのように考えると、勤勉に働くことで、癒しが得られるようになるはずだ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年9月9日