日本の小島康譽さんが17日、職員の生活用水問題を解決するのに役立ててほしいと、新疆亀茲研究院に10萬元(1元は約15.3円)を寄付した。中國放送網(wǎng)が伝えた。
今年は、新疆亀茲研究院の創(chuàng)立30周年にあたる。小島氏は、この30年間で新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)を140回以上訪れ、新疆文化の文化財遺産の保護と學術(shù)人材の育成のために、數(shù)百萬元を投じた。新疆亀茲研究院保護所の葉梅?所長は、「この30年、亀茲の石窟文化財の保護には大きな変化が生じた。最初は看守をするような保護だったが、緊急救助を行う保護に代わり、今のような科學的な予防をする保護にまで発展した。これらの変化は、各級政府による重要視とは切っても切り離せないもので、海外の友人による多大な支援とも切っても切り離せない」と述べた。
小島氏が初めて新疆を訪れたのは1982年。亀茲の石窟文化の獨特な魅力に大きく引きつけられた。彼は、新疆の石窟壁畫は全て、人類にとって極めて貴重な財産であると考えている。1986年、小島氏は初めて10萬元の資金募集を行い、亀茲の石窟の研究?保護の強化に役立ててほしいと新疆に贈った。
その後30年あまり、小島氏は相前後して新疆に1億500萬円を寄付し、そのお金はキジル(克孜爾)千仏洞の保護?修復およびニヤ(尼雅)遺跡?ダンダンウイリク(丹丹烏里克)遺跡の考古発掘に運用された。さらに、小島氏は、「小島康譽文化文物事業(yè)優(yōu)秀賞」を新疆に設立し、「中日友好希望學校」5校を寄付?建設した。これにより、中國國家文化部は小島氏に「中日文化交流貢獻賞」を授與した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年9月20日
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