大阪出身の春口昌輝さんが話す中國語は外國人とは全くわからないほど流暢だ。そんな春口さんは神戸外國語大學(xué)で中國語を?qū)煿イ筏郡?、大學(xué)受験當(dāng)時は中國語が第一志望ではなく、中國語を?qū)Wびたいと思っていたわけでもなかったのだという。しかし、大學(xué)に入學(xué)したばかりの頃、春口さんは日本人教師が教えていた中國語の文法と、アナウンサーのようにきれいな発音に感銘を受け、真剣に中國語を?qū)Wぼうと考えを改め、そのまま4年間ほど中國語を?qū)Wんだ。在學(xué)中に、孔子學(xué)院の奨學(xué)金を申し込み、天津中醫(yī)薬大學(xué)で半年間留學(xué)した後、自費(fèi)で上海にも留學(xué)したという。現(xiàn)在大學(xué)4年となった彼は今年ようやく出場できた「漢語橋」世界大學(xué)生中國語スピーチコンテストが、社會人になる前に自分の中國語能力を証明する唯一のチャンスだと考えている。人民日報海外版が伝えた。
春口さんが今も忘れられない印象深いこと、それは中國人の思いやりだと話す。昨年彼が留學(xué)で上海市の復(fù)旦大學(xué)に來たばかりの頃、食堂で食事をする際に専用のカードが必要なことを全く知らず、清算の際、現(xiàn)金を手に呆然としていたそのとき、カードを持ったある中國人が彼の費(fèi)用を自分のカードで払ってくれたのだ。春口さんはそのとき驚きのあまり「どういうこと?」と相手に直接聞いてしまったのだという。その中國人はとても優(yōu)しくて、支払いをしてくれてから初めて彼が外國人だと気づいたのだという。春口さんは「日本人だったらこんなことはしないし、初対面の見知らぬ人に手助けなどしない。偶然にもその中國人は日中関係について學(xué)んでいたので、私たちはすぐに友達(dá)になり、學(xué)習(xí)パートナーとなった」と語った。中國人から親切を受けたのはこの1回だけでなく、他にもたくさんあったという。あるとき、春口さんがシャワーを浴びる際に眼鏡を外して、不注意にも靴の中に置いたのだという。シャワーを浴び終えてそのことをすっかり忘れた彼は靴を履こうとして眼鏡を踏み潰してしまった。そのときにも春口さんの中國人の友だちが真っ先に予備の眼鏡を探すのを手伝ってくれ、すぐに新しい眼鏡を買いに行くのに付き添ってくれたという。
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