米財務(wù)省が発表した最新の月間報告書によると、中國は6ヶ月連続で米國債の保有額を減らした。中國の10月の米國債保有額は413億ドル減の1兆1200億ドルとなり、最大の売卻者になった。日本は昨年4月ぶりに中國を抜き、再び米國最大の債権國になった。中國放送網(wǎng)が伝えた。
海外の中央銀行は10月末までの12ヶ月に渡り、米國債を4030億ドル手放した。うち中國は10月に413億ドル減らし(2013年12月ぶりの下げ幅)、1兆1200億ドルとした。國務(wù)院発展研究センター金融研究所の呉慶研究員は「中國を含む世界各國の外貨準(zhǔn)備高の管理に影響を及ぼしているのは、主に米國となっている」と指摘した。
呉氏は「トランプ氏は次期米大統(tǒng)領(lǐng)に選出されるや米連邦準(zhǔn)備制度理事會(FRB)に早期利上げを勧告した。その結(jié)果、FRBは12月に利上げに踏み切り、さらに2017年に3回の利上げを見込んでいることをほのめかし、市場の観測を上回った。利上げから數(shù)日に渡りドル高が進(jìn)行し、米國の株価も高騰した。利上げの米國債価格への影響は固定的で、國債価格に低下の圧力が存在するこの狀況下、能動的な資産管理ツールである米國債を事前に手放す可能性が生じている」と分析した。
呉氏はさらに「人民元レートがプレッシャーを受け、中國企業(yè)の海外進(jìn)出を加速させているが、米國債売卻の伏線を張っている。人民元対米ドルレートが低下しており、さらなる低下のプレッシャーが存在する。また2016年は年間を通じて中國の海外M&Aが特に大規(guī)模となった。中國企業(yè)は海外に進(jìn)出し、世界的な資産配置を求めている。このような狀況の下、外貨準(zhǔn)備高の総量が減少傾向を示しており、米ドル建て資産もこれに応じて減少している。いくつかの原因が重なり、現(xiàn)在の現(xiàn)象が生じているのであり、特に奇妙なことではなく、完全に理解可能な狀況だ」と指摘した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年12月21日
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