國慶節(jié)(建國記念日、10月1日)と中秋節(jié)(舊暦8月15日、今年は10月4日)に合わせて今月1日から8日が8連休となった中國。毎年この大型連休の時期になると、旅行へ出かける人が急増し、今年は國慶節(jié)と中秋節(jié)が重なって8連休となったため、その數(shù)が過去最高を記録した?,F(xiàn)在、中國人は旅行に対しても高いクオリティを求めるようになり、オリジナリティある旅行が人気になっている。人民網(wǎng)が報じた。
じっくり型の旅行が人気に
中國國家旅游(観光)局が8日に発表した統(tǒng)計によると、8連休中の中國全國の旅行者は延べ7億500萬人。一方、海外旅行に出かけた人の數(shù)は延べ600萬人を超え、88の國や地域、1155都市に足を運んだと見られている。同局は、8連休中の観光市場狀況の総括も発表し、中國人の観光消費の新たな動向にも注目している。體験などのアクティビティに注目が集まっているほか、あまり人気となっていない場所へ旅行したり、ツアーではなく車で旅行したりするスタイルが主流になるなど、オリジナル化、高品質(zhì)化が進んでいるのがその動向だ。
海外旅行の面を見ると、個人旅行を選んだり遠い海外の國へ出かけたりする人が増え、一部の旅客は連休前後に有給休暇を使い旅行に出かけている。また、旅先で「爆買い」するのではなく、博物館めぐりをしたり、スポーツ観戦したり、蕓術(shù)公演を鑑賞したりと、「じっくり體験型」の旅行をする人も増えている。
コンサルティング會社のオリバー?ワイマンが今年7月に発表したある報告も同様の結(jié)論を下している。同報告によると、昨年、中國人観光客の國際観光支出は一人當たり平均2萬元(約34萬円)と、15年比で3.5%増となった。しかし、ショッピングの割合は全體の33%を占めるまでに減少し、ショッピング以外の支出の割合が全體の3分の2を占めるようになった。報告は、「海外でぜいたく品を購入しても関稅がかかるようになり、お得感がなくなったほか、中國人観光客は現(xiàn)在、グルメや文化體験を楽しむことを重視するようになっている。例えば、英ポンドが下落しているにもかかわらず、英國を旅行する中國人観光客がショッピングに使うお金は42%から33%に減った。長期的に見ると、中國人観光客は海外旅行中にホテルや飲食、娯楽に一層お金を使うようになり、支出に占めるショッピングの割合は減少の一途をたどるだろう。それにより、さらに多くの業(yè)界が、盛り上がる中國の旅行業(yè)から利益を得るようになるだろう」と分析している。
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