日本メディアの最近の報道によると、東京五輪に備え、東京はこのほど、外國人にも分かりやすいようにと、押しボタン式信號機を新型の歩行者用「タッチ」式信號機に切り替え、中國語を含む11ヶ國語で「橫斷する方はボタンを押してください」というメッセージをスマホに流すことができるようにしている。五輪開幕までに都內(nèi)の約1萬3000ヶ所の押しボタン式信號機を新型に切り替える計畫だという。人民網(wǎng)が報じた。
27日、新型の「タッチ」式信號機を體験してみようと、筆者は東京の街中を取材した。日本メディアの報道に基づき、電車に乗って品川區(qū)に來てみた。そして、駅から出て信號がある交差點をいくつか越えると、まだ新型には切り替えられていない舊型の押しボタン式信號を見つけた。街中にいた警察官に、「新型のタッチ式信號機を見たことがあるか?」と聞いて見ると、「見たことはあるけど、どこにあるのかは忘れた」との返事が返ってきた。さらに、複數(shù)の通行人に聞いてみると、ある親切な人が駅から約2キロ離れた場所にある新型タッチ式信號機の所まで案內(nèi)してくれた。その他の場所は舊型の押しボタン式信號のままで、駅に通じるメイン道路で新型のタッチ式信號機が設(shè)置されているのはその1ヶ所だけだった。また、その新型の信號機もビニールのカバーがされたままの狀態(tài)だった。
日本メディアの報道によると、東京では今回、これまでの「ボタン」に変わって、「タッチパネル」が採用され、パネルをタッチすると歩行者信號を青にすることができる。これまではボタンを押すタイプだったものの、ずいぶん前に設(shè)置されたため、ボタンが固くなってしまっていた。新型のスイッチ上部には日本語のほか、英中韓3ヶ國語で使い方の説明が記載されている。また、案內(nèi)板のQRコードをスマートフォンで読み取ると、「橫斷する方はボタンを押してください」というメッセージが日本語以外の11ヶ國語でスマホから流れるようになっている。ただ、筆者が実際にスマホでQRコードをスキャンしてみると、畫面は止まったままで案內(nèi)メッセージは流れなかった。
東京五輪を2年後に控えているほか、訪日外國人が増加の一途をたどっているのを背景に、日本政府は現(xiàn)在、「おもてなし」のための各種対策を講じている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年2月28日
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