これまで、中國でホテルのチェックインには、「フロントで身分証の提示」が必ず必要な手続きだった。なかには、いざチェックインする段になって身分証を攜帯し忘れていたことに気づくという忘れっぽい利用客もいたことだろう。そんな場合、これまでであれば慌てて公安局に駆け込み、臨時の身分証を発行してもらわなければならなかった。だが、甘粛省蘭州市では現(xiàn)在、ホテルチェックイン時に「顔認証システムによるチェックイン手続き」が導(dǎo)入され、利用客はこれまでの煩わしさから晴れて解放されることとなった。中國網(wǎng)が伝えた。
5月16日から、顔認証によるチェックインが可能という全國初の公安ミニプログラム「蘭州公安便民サービスプラットフォーム慧眼プロジェクト」が正式に開通し、身分証を忘れた場合、チェックインができないという問題が解決されることとなった。同サービスは、全市2700軒以上のホテルを網(wǎng)羅している。
利用者は、微信(Wechat)公式アカウント「蘭州警民通」にアクセスし、「蘭州市公安局治安サービス」ミニプログラムを開き、「個人身分証番號の入力」、「動畫撮影による個人身分の認証」、「同一人物であることの確認」という極めてシンプルな3ステップを経ることで、ホテルフロントにおける「身分証提示」と同等の効果が得られるようになっている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月17日
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