▽人ごとにポストを作り、若い人はとどまる
少子高齢化は日本の農(nóng)業(yè)の発展に重大な影響を與えている。15年の農(nóng)家の平均年齢は66.4歳になり、65歳以上が63.5%を占め、平均はさらに上昇する見込みだ。紫芝さんは、「若い人をより多く農(nóng)業(yè)に引き寄せるにはどうするかが、日本の農(nóng)業(yè)が持続可能な発展を遂げられるかどうかに関わってくる」という。田切農(nóng)産は若い人の興味関心を踏まえて仕事を割り當(dāng)て、彼らに農(nóng)業(yè)を好きになってもらおうとしている。學(xué)んで経験を積んだ後は、獨(dú)立して農(nóng)業(yè)を営んでほしいと考えている。
田切農(nóng)産で昨年から働き始めたという2人の若い社員に會(huì)った。20歳の中平啓人さんと田原凜さんだ。2人とも農(nóng)家出身ではないが、農(nóng)業(yè)に強(qiáng)い興味を抱いていたという。2人の各種保険料などを差し引いた毎月の手取りは、大體15萬円になる。
紫芝さんは「人は自分のやりたい仕事しかしない」と考えているため、新入社員の採用面接では一人一人に趣味や好きなことを詳しくたずね、興味関心を踏まえて、それぞれに仕事を振り分ける。入社後は、常に社員の考えを聞くという。
▽販売に著目 農(nóng)産品はよく売れる
現(xiàn)地の農(nóng)民が栽培する野菜、果物、花?植物などの農(nóng)林産品は自家用に余剰があるが、販売しようとしても販路がなかったので、田切農(nóng)産は8年前、國道近くに直売所「キッチンガーデンたぎり」を設(shè)置した。それぞれの季節(jié)がやって來ると、どの農(nóng)家がどの製品を販売するかがきちんと決まっている。農(nóng)家は商品を持ち込むと、あいさつをしてすぐ帰る。田切農(nóng)産は販売を擔(dān)當(dāng)し、15%のリベートを受け取る。
田切農(nóng)産は現(xiàn)在、稲、大豆、そば、ネギ、唐辛子、アスパラガス、桃などさまざまな作物を育てている。紫芝さんの説明では、「作物を植える前の段階で、田切農(nóng)産は農(nóng)産品の販路計(jì)畫を立て、顧客と契約を結(jié)んでいる。農(nóng)作物の付加価値も積極的に高めている。たとえば最近は現(xiàn)地の酒造メーカーと協(xié)力して、米を醸造所に売り、できあがった清酒はすべて買い取り、レストランに卸したり直売所で販売したりした」という。
田切農(nóng)産は3つの理念を掲げる?!赋志Aできる農(nóng)業(yè)」、「環(huán)境にやさしい農(nóng)業(yè)」、「創(chuàng)造する農(nóng)業(yè)」だ?,F(xiàn)地農(nóng)業(yè)が後の世代まで持続させるためには、人材確保だけでなく、土地資源の保護(hù)も必要だ。そこで紫芝さんは輪作を続けることにした。1ヶ所の水田で數(shù)年間稲を栽培した後、水を抜いて地面を乾燥させ、ネギを植える。できる限り原始的な方法で雑草や害蟲を除去し、農(nóng)薬や化學(xué)肥料を使わず、自然環(huán)境への影響を軽減させている。
東京大學(xué)農(nóng)學(xué)博士の張安明さんは、「田切農(nóng)産の模索と実踐は、日本農(nóng)業(yè)の持続可能な発展に道を切り開いた?,F(xiàn)在、日本の農(nóng)業(yè)?農(nóng)村改革には2本の道がある。1本は小規(guī)模農(nóng)家の土地を集めると同時(shí)に、ビジネス資本の農(nóng)業(yè)參入を促し、大規(guī)?;葎柯驶蚰恐袱沟坤馈¥猡?本は地域の農(nóng)民が協(xié)力し農(nóng)村を改革し、みんなが參加することで、みんなが発展の成果を享受するという道だ」と話す。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年10月16日
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