土地が狹く人口の多い日本では今、農(nóng)業(yè)が発展の諸問題に直面している。たとえば、少子高齢化がますます進(jìn)行して、農(nóng)業(yè)の労働力不足が日々深刻化している。農(nóng)業(yè)の経営コストがますます増大して、農(nóng)家が巨大な損失のリスクを抱えている。農(nóng)村の社會(huì)的活力がますます弱まっている、などだ。長野の小村?飯島町にある企業(yè)「田切農(nóng)産」は、こうした問題を緩和するために設(shè)立され、農(nóng)村振興のための大膽な試みと実行力で、日本農(nóng)業(yè)の持続可能な発展の実現(xiàn)に一本の道を切り開いた。
▽農(nóng)家を株式會(huì)社化し、積極性が向上
古い倉庫を改裝した簡素な事務(wù)室で、飯島町振興の立役者である田切農(nóng)産の代表者?紫芝勉さんに話を聞いた。
紫芝さん(57歳)は細(xì)身で肌は日に焼けていた。1990年に日本の農(nóng)業(yè)大學(xué)を卒業(yè)後、米國に留學(xué)し、1年半後に帰國すると父親と一緒に畜産経営をスタート。86年には稲の栽培を始めた。だが數(shù)年後、事業(yè)は発展のボトルネックに落ち込んだ。飯島町は山々に挾まれた狹い地域で、広い平野はなく、農(nóng)地は小さなブロックの棚田がほとんどだ。栽培面積が一定の広さになると、今度は草取りなどの管理を十分に行うのが難しくなった。また飯島町な農(nóng)家の高齢化が進(jìn)行し、労働力が不足し、米の栽培面積がどんどん縮小していった。
紫芝さんは何度も検討と話し合いを重ね、現(xiàn)地の農(nóng)家とともに株式會(huì)社を設(shè)立することを決めた。こうして2005年に田切農(nóng)産が本格的に発足した。10數(shù)年にわたる経営の後、現(xiàn)在の栽培面積は100ヘクタールを超え、売上高は年間約1億4千萬円を超える。保有する農(nóng)業(yè)機(jī)械は約100臺(tái)で、総額約2億円に上る。
株式會(huì)社の田切農(nóng)産には現(xiàn)在258人の株主がいる。農(nóng)家は1千円を納めれば株主になることができる。會(huì)社の経営方法は非常に柔軟性に富んだもので、農(nóng)民は土地を會(huì)社に貸し出してもよいし、保留して田切農(nóng)産のシステムに組み込んでもよい。紫芝さんは、「當(dāng)?shù)丐韦工伽皮无r(nóng)家に株主になってもらえば、みんなが長所を伸ばし短所を補(bǔ)うのに有利になるし、農(nóng)業(yè)の持続可能な発展を促進(jìn)するし、農(nóng)家がそこから利益を得ることもできる。たとえば農(nóng)村が田切農(nóng)産に作業(yè)の手伝いを頼む時(shí)は、市場価格より30%ほど安く済むし、優(yōu)待価格で農(nóng)産品を購入することもできる」と話す。
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