22日開幕の世界経済フォーラム(WEF)年次総會(ダボス會議)は「グローバリゼーション4.0:第4次産業(yè)革命時代のグローバル構(gòu)造を築く」がテーマだ。近年、保護貿(mào)易主義や一國主義などの逆流が逆巻き、グローバル化は十字路に立っている。習(xí)近平國家主席は2年前のダボス會議で基調(diào)演説「時代の責(zé)任を共に擔(dān)い、世界の発展を共に促す」を行い、世界経済とグローバル化の発展について一連の重要な主張を示した。(文:兪可?同済大學(xué)中獨人文交流研究センター研究員、上海師範(fàn)大學(xué)中獨教育研究?協(xié)力センター事務(wù)局長。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
「世界はどうしたのか」「われわれはどうすべきか」といった問題をめぐり、習(xí)主席は経済グローバル化の歴史的必然性と現(xiàn)実的摩擦性を深く説明した。この綱領(lǐng)的演説は、発展?協(xié)力?イノベーション?共有?素晴らしい生活を望む世界各國民の最大公約數(shù)に沿い、「われわれが人類運命共同體意識を強固に確立し、手を攜えて努力し、共に責(zé)任を擔(dān)い、同舟相救い、難局を共に乗り越えさえすれば、必ずや世界はより素晴らしいものになり、人々はより幸福になる」との強い時代的メッセージを発し、手を攜えてグローバリゼーション4.0の同心円を共に描くよう國際社會を激勵した。
世界の命運を共に掌握するために、同心円を共に描く。人類にとって、ふるさとは1つしかない。WEFが16日に公表した「グローバルリスク報告書2019年版」は環(huán)境?経済?地政學(xué)?安全保障の各観點からリスクの「地図」を描いた。人類社會にとって、こうしたリスクは高く吊された「ダモクレスの剣」だ。リスクを克服するには、人類運命共同體の構(gòu)築が必要だ。第71回國連総會のピーター?トムソン議長は「人類運命共同體の構(gòu)築」を「人類のこの星における唯一の未來」と讃えた。だが古い「ゼロサムゲーム」「冷戦思考」「裏庭意識」を再び呼び起こしている國がある。これは「自ら暗い部屋に閉じ込もり、雨風(fēng)を避けたようだが、陽光も空気も入ってこない」結(jié)末を迎えるだけだ。
グローバルな問題に共に対処するために、同心円を共に描く。21世紀に入って以降、國際パワーバランスに深い変化が生じており、世界経済成長への新興國と途上國の寄與率はすでに80%に達している。特に中國は、すでに世界の「安定の錨」「成長の源」となっている。だがグローバル?ガバナンス體制は世界構(gòu)造の変化を正確に反映しておらず、代表性と包摂性が不足している。「グローバルリスク報告書2019年版」が明らかにしたのは、実はグローバル?ガバナンスにおける欠陥だ。一本の矢は容易に折れるが、多くの矢をまとめれば折れにくい。グローバリゼーション4.0と3つの舊バージョンとの違いは、「一國単獨覇権」または「數(shù)カ國による共同統(tǒng)治」の放棄にある。國の大小?強弱?貧富、文明の高低?優(yōu)劣?親疎によって區(qū)別しない。グテーレス國連事務(wù)総長は「多國間主義の最も重要な柱」と中國を絶賛する。中國の提唱する「共に話し合い、共に建設(shè)し、共に分かち合う」グローバル?ガバナンス観を堅持すれば、國家ガバナンスにおける心配を取り除くことができ、グローバル?ガバナンスにおける悩みを解消することもできる。
発展の成果を共に分かち合うために、同心円を共に描く。國連難民高等弁務(wù)官事務(wù)所の報告では、世界で計6850萬人が武裝衝突のために家を追われている。戦爭、暴力、テロリズムの生じる根本的原因は、所得分配の不平等と発展空間の不均衡として具體的に現(xiàn)れる、発展における欠陥だ。発展をもっと均衡あるものにし、発展の機會をもっと均等なものにし、発展の成果を誰もが享受できるようにするには、発展の理念とモデルを完全なものにし、発展の公平性?実効性?協(xié)同性を高める必要がある。改革開放の40年間で、中國は開放の中で共同発展を図る道を歩みだし、自らの発展を?qū)g現(xiàn)すると同時に世界各國及び各國民に多くの恩恵をもたらしてきた?!敢粠∫宦贰攻ぅ衰伐ⅴ匹%证现袊k祥だが、その成果は世界に恩恵を及ぼし、政策の意思疎通、インフラ施設(shè)の連結(jié)、貿(mào)易の円滑化、資金の調(diào)達、民心の通じ合いによって、現(xiàn)代世界最大の國際公共財を築いている。
中國がどのような成果を得たかを見る以上に、中國が世界にどのような貢獻をしたのかを見る必要がある。人類運命共同體の構(gòu)築という中國の構(gòu)想によって、世界は共振し、共に享受する。中國は世界と息を合わせ、運命を共にし、一緒に発展して、グローバリゼーション4.0の同心円を共に描くことで、時代の責(zé)任を共に擔(dān)う。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月21日
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