2日間にわたる2019年全國地震局長會議が北京市で閉幕した。會議で発表された情報によると、中國の地震観測?予報?早期警戒能力が昨年、大幅に向上した。會議活動報告によると、中國の地震観測カバー率は昨年さらに上昇し、四川省西部とチベット自治區(qū)で地震観測點110ヶ所を新たに設(shè)置した。また、地震速報の時間がさらに短縮され、國內(nèi)の自動速報にかかる平均時間が2017年の3分から2分まで短縮され、正式な報告にかかる平均時間は2017年の15分から10分まで短縮された。

さらに耐震?防災(zāi)能力も向上した。家屋の耐震について、昨年は1300件以上の新築プロジェクトに免震技術(shù)が応用され、190萬軒以上の農(nóng)村危険家屋の改築をサポートした。中國地震局は深セン市や南京市などの17都市で、活斷層調(diào)査及び地震危険性評価を展開し、宜賓市や蘭州新區(qū)など13市?県地震エリアの區(qū)分を完了した。また四川省の地震?特大災(zāi)害保険は16市?州をカバーした。

中國地震局の陰朝民副局長はインタビューに対し、中國大陸部の昨年の地震活動には、次の3つの特徴があったと紹介した。

1.地震頻度の低さ。昨年のM5.0以上の地震は16回で、1950年以降の年平均24回以上という水準を下回った。

2. 地震強度の弱さ。M6.0以上の地震が発生しなかった。

3. 地震災(zāi)害規(guī)模の小ささ。死者が出なかった。全體的に見ると、昨年の中國內(nèi)陸部の震災(zāi)は小規(guī)模で、直接的な経済損失は30億元（1元は約16.15円）前後で、前年比8割減となった。

陰朝民副局長は、「緊急管理部の発足後、中國の災(zāi)害救援における新たなメカニズムが形成された。國內(nèi)で數(shù)回発生したM5.0以上の地震については、迅速かつ効率的な緊急対策當(dāng)局と地震関連當(dāng)局、消防の協(xié)力を通じて、災(zāi)害救援活動が力強く秩序正しく展開された」とした。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月21日