中國観光研究院(文化?観光部データセンター)と銀聯(lián)商務(wù)股フン有限公司(フンはにんべんに分)が29日に発表したシリーズ報告書から、観光はいまや中國人にとって「幸せのための必需品」となっていることが明らかになった。新華社が伝えた。
中國観光研究院の戴斌院長は、「モニタリングを始めてから現(xiàn)在までの歴史的なデータによると、國民の旅行願望度は82%から87%と高いゾーンを維持しているうえ、変動しつつも上昇傾向を呈している」と紹介した。同研究院がこのほど実施した調(diào)査によると、「家族旅行はとても楽しい経験」と答えた人は約80%、「家族旅行には必ず行きたい」とした人は96.5%に達(dá)した。
統(tǒng)計データによると、2018年に國內(nèi)旅行に出かけた人は、前年比10.76%増の延べ約55億4千萬人、観光収入は同12.3%増の5兆1300億元(1元は約16.3円)。海外旅行に出かけた中國人は同13.5%増の延べ約1億4800萬人だった。
中國人の旅行願望度が上昇するにつれて、観光消費額も上昇の一途を辿っている。中國観光研究院と銀聯(lián)商務(wù)股フン有限公司が29日に発表した「2018年中國観光消費ビッグデータ報告」は、中國人観光客の観光ビッグデータに対する全體分析とサンプリング分析を結(jié)合させた調(diào)査を行い、業(yè)界內(nèi)に通用している慣例を參照し、観光消費レベルに基づき、観光客を「高価値旅客群」、「都市レジャー旅客群」および「大衆(zhòng)消費旅客群」の3グループに分類した。
1日あたり消費額が「20ドル(1ドルは約108.9円)から50ドル」の「都市レジャー旅客群」の旅客総數(shù)に占める割合は、2016年の23.1%から2018年には29.9%に上昇した?!?0ドル以上の「高価値旅客群」は、6.4%(2016年)から8.4%(2018年)に上昇。報告は、「2020年までに、『都市レジャー旅客群』の割合は36.9%、『高価値旅客群』は10.4%まで、それぞれ上昇し、2グループ合わせると、中國人観光客総數(shù)の過半數(shù)を占める見込み」と予測している。
また「都市レジャー旅客群」の急増によって、観光消費のアップグレードがさらに進(jìn)むと予想される。銀聯(lián)のデータによると、向こう3年で、観光客による観光地での飲食消費の成長率は年20%以上、リゾート地での消費額成長率は年30%以上、それぞれ増加する見通し。
戴院長は、「十年間続いている國民レジャー調(diào)査の結(jié)果から、都市住民の休暇時間が短縮する一方で、外出の行動範(fàn)囲は拡大し続けており、休暇活動における旅行の割合が上昇していることが判明した。人々が素晴らしい生活を目指す上で、旅行サービスの品質(zhì)向上に期待していることは間違いない」とコメントした。
具體的にみると、休暇観光消費の増大によって、新たな民俗?紅色(革命聖地)観光の急成長がもたらされている。また、観光消費の大衆(zhòng)化?構(gòu)造分化?共存といった特徴はより顕著となり、氷雪旅行?避暑旅行?博物館めぐり?研修學(xué)習(xí)旅行などの細(xì)分化された大衆(zhòng)市場がどんどん誕生している。
観光サービス品質(zhì)化という消費要求は、企業(yè)の製品サービス研究開発と業(yè)態(tài)革新をけん引した。2018年、景勝地への観光客誘致は引き続き高まり、景勝地への観光客誘致による二次消費が増加し、次第に旅行目的地発展の基盤となる道筋となってきている。
中國観光研究院が29日に発表した「2018年観光経済分析?2019年発展予測報告」によると、2018年、旅行関連サービスに対する観光客の総合評価指數(shù)は、前年比2.5%増の77.91ポイントだった。このうち、國內(nèi)旅行サービスに対する品質(zhì)評価指數(shù)は同4.2%増、海外旅行サービスは同2.3%増と、國內(nèi)?海外旅行に対する中國人観光客の満足度が全體的に高いレベルを維持している狀況が読み取れる。
同報告では、2019年の國內(nèi)旅行者數(shù)は前年比9.5%増の延べ60億人以上、國內(nèi)観光収入は同10%増の5億6千萬元と予測されている。海外旅行に出る中國人は、同11%増の延べ約1億6600萬人に達(dá)する見通し。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月31日
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