清華大學(xué)、マサチューセッツ工科大學(xué)、武漢大學(xué)などがネイチャーの子誌「Nature Climate Change」にこのほど、最新の研究成果を共同発表した。それによると、2012-15年の間に、北京市の炭素排出権取引市場(chǎng)が初めて導(dǎo)入した400軒以上の機(jī)関が自己報(bào)告したデータと、第3者機(jī)関が調(diào)査によって導(dǎo)き出したCO2（二酸化炭素）排出データの差が平均17％から平均4％に低下した。各機(jī)関が自ら作成した排出報(bào)告書(shū)のミスの數(shù)は、平均3.7個(gè)から1.9個(gè)に減少した。北京市の炭素市場(chǎng)の各機(jī)関の炭素計(jì)算及び報(bào)告の能力がいくらか上がった。北京日?qǐng)?bào)が伝えた。

炭素排出権取引市場(chǎng)は「炭素市場(chǎng)」と略稱(chēng)される。これは中國(guó)が世界的な気候変動(dòng)に対応するための厳粛な約束だ。炭素市場(chǎng)は市場(chǎng)メカニズムにより省エネ?炭素排出削減を推進(jìn)する重要な政策ツールだ。排出削減のコストを効果的に削減することで、溫室効果ガス排出抑制の目標(biāo)を達(dá)成し、技術(shù)進(jìn)歩と産業(yè)構(gòu)造のアップグレードを著実に推進(jìn)する。これは中國(guó)の生態(tài)文明制度建設(shè)の重要な內(nèi)容でもある。中國(guó)は2011年より北京などの7省?直轄市で、地方炭素取引テスト事業(yè)を開(kāi)始した。溫室効果ガスの排出を抑制し、大気汚染ガバナンスを共同で展開(kāi)するように、北京市政府は2014年5月に「北京市炭素排出権取引管理規(guī)則（試行）」を発表した。北京の炭素取引市場(chǎng)のルールを明確にした。

清華大學(xué)原子力?新エネ技術(shù)研究院の張希良氏が率いるエネルギー管理?気候政策チームはこれまで、北京市テスト事業(yè)炭素市場(chǎng)及び全國(guó)炭素市場(chǎng)のカギとなる制度の研究?設(shè)計(jì)を擔(dān)當(dāng)した。

上述した研究は、北京市と湖北省で行われた2つの炭素市場(chǎng)テスト事業(yè)を?qū)澫螭趣?、炭素市?chǎng)に関わる機(jī)関が自ら報(bào)告したデータと、第3者調(diào)査機(jī)関が調(diào)査の上で明らかにしたCO2排出データを比較?分析し、炭素市場(chǎng)の運(yùn)営を支える企業(yè)のCO2排出報(bào)告と調(diào)査方法について研究を掘り下げた。研究によると、2つのデータの差は炭素市場(chǎng)政策が始まってから數(shù)年後に明らかな低下が見(jiàn)られた。例えば北京市の炭素市場(chǎng)が當(dāng)初導(dǎo)入した400機(jī)関以上の関連データの差は2012年の平均17％から14年、15年の平均4％に低下した。また北京市の各機(jī)関が自ら作成した排出報(bào)告書(shū)のミスの數(shù)は、平均3.7個(gè)から1.9個(gè)に減少した。さらに見(jiàn)落としや、炭素市場(chǎng)のルールへの理解の不足により生じた報(bào)告ミスが大幅に減少した。

同研究は計(jì)量経済學(xué)モデルを使い多くの検査を行ったが、データ報(bào)告と調(diào)査における機(jī)関の意図的なデータ改ざん、調(diào)査機(jī)関との共謀などの事態(tài)が確認(rèn)されなかった。同研究は、データ報(bào)告と調(diào)査メカニズムの有効な運(yùn)営により、各機(jī)関の炭素計(jì)算?報(bào)告能力がいくらか高まったとした。

中國(guó)生態(tài)環(huán)境部（省）が発表した公式情報(bào)によると、中國(guó)気候変動(dòng)事務(wù)特別代表の解振華氏は昨年12月10日、生態(tài)環(huán)境部と世界銀行などが共催した「中國(guó)パビリオン気候変動(dòng)會(huì)議」において、「2018年10月現(xiàn)在、中國(guó)の地方炭素取引テスト事業(yè)7省?直轄市の炭素排出権取引量は2億6400萬(wàn)トンで、取引額は約60億元（1元は約16.4円）にのぼった」と明らかにした。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年2月18日