數(shù)日前から、ある1枚の寫真が、銀行関係者のモバイルの「モーメンツ(微信のソーシャル機(jī)能)」で広く流布されている。その寫真には、炎天下で、白衣?黒ズボンを身に著けた人物が、窓がピッタリと閉まっている車の前部座席付近を熱心に覗いている様子が寫っている。その寫真には、「あなたの車のフロントガラス付近を覗いている人を見かけても、警察には通報(bào)しないでください。この人は、屋外で勤務(wù)中の銀行の顧客擔(dān)當(dāng)マネージャーで、ただETC(自動(dòng)料金収受システム)が取り付けられているかどうかをチェックしているだけですから」という文字が添えられている。工人日?qǐng)?bào)が伝えた。
銀行の顧客マネージャーに、「屋外労働」を強(qiáng)いていたのは、今まさに、各大手銀行がし烈な闘いを繰り広げている「ETC爭奪戦」に他ならない。関連部門がこのほど発表した文書によると、今年、全國で約1億人のユーザーが、新たにETCを取り付ける計(jì)畫であると予想されており、このことから、ETCが今年の「注目産業(yè)」となっている。
交通運(yùn)輸部(?。─未鳀|昌副部長は今年5月10日、國務(wù)院新聞弁公室が開いた定例の政策ブリーフィングで、「2019年末までに、全國高速道路の省境料金所を原則廃止し、ETC利用による料金徴収制度を普及させ、『停車しないスピーディな料金徴収システム』を?qū)g現(xiàn)するよう盡力する」と発表した。交通部は6月11日に記者會(huì)見を開き、報(bào)道官はここでも多くのドライバーにETCを取り付けるよう呼びかけた。
今年3月の時(shí)點(diǎn)で、ETCユーザーは全國で8千萬人を上回った。國家発展改革委員會(huì)と交通運(yùn)輸部がこのほど共同で発表した文書によると、2019年12月末の時(shí)點(diǎn)で、全國のETCユーザー數(shù)は1億8千萬人を突破する見通しだ。
北京市朝陽區(qū)のある事業(yè)機(jī)関で働く張景顔さんは、「ETCは、まるで最近の天気のように、突然暑くなった。昨年、新エネルギー車を購入したが、高速道路を走る機(jī)會(huì)はあまり多くないと思い、ETCは取り付けなかった。だが、最近、どの銀行に行っても、ETC取り付けの優(yōu)遇策を打ち出しているのを目にする。職場にまでやって來て熱心に勧める銀行まである。かなり優(yōu)遇されているので、少し心が動(dòng)いている」と話した。
「取付料無料、通行料5%引」や「100元チャージで100元ボーナス」、「ガソリン代50元クーポン」など、26日に北京にある複數(shù)の銀行の支店を取材すると、どの銀行でもロビーの目立つ場所に、ETC取扱に関するPRポスターが掲示されていた。一部の銀行では、オンラインによる申請(qǐng)も取り扱っており、ユーザーは攜帯端末で手続きを終えることもできる。ある銀行員は、「現(xiàn)在、各銀行ともに、ETC関連業(yè)務(wù)にノルマを設(shè)けており、顧客獲得を各支店に大々的に求めている」と明かした。
業(yè)界関係者は、「銀行にとって、マイカー族は質(zhì)の高い潛在顧客であり、この機(jī)に乗じて、銀行のバンクカードやクレジットカードなど他の商品を勧めることもできる。このため、ETC普及政策が登場したのち、各銀行はいずれもETC顧客の爭奪戦を繰り広げている」と分析した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月27日