稅関のまとめた統(tǒng)計によれば、1-5月の物品貿(mào)易の輸出入額は12兆1千億元(1元は約15.7円)に上り、前年同期比4.1%増加した。このうち輸出は6兆5千億元で同6.1%増加、輸入は5兆6千億元で同1.8%増加だった。
データをみると、同期の対外貿(mào)易は安定した増加傾向が続いた。世界経済と國際貿(mào)易の成長が鈍化する外部環(huán)境に直面しながら、中國はグローバル貿(mào)易により多くの確定性を注ぎ込んだ。同時に、中國の対外貿(mào)易発展の質(zhì)が向上を続け、貿(mào)易方式がさらに最適化し、輸出市場がより多様化し、対外貿(mào)易の擔(dān)い手となる民間企業(yè)の役割も絶えず強(qiáng)化された。
同期の対外貿(mào)易の輸出入には、一般貿(mào)易が急速に増加、かつ割合も上昇するという明確な特徴がみられた。中國の一般貿(mào)易の輸出入は7兆2500億元で同6.1%増加し、対外貿(mào)易総額の59.9%を占め、前年同期比1.1%上昇した。このうち輸出は3兆8200億元で同10.3%増加、輸入は3兆4300億元で同1.7%増加。輸出から輸入を差し引いた貿(mào)易収支は3917億8千萬元の黒字で、黒字額は3.2倍に拡大した。
中國國內(nèi)の投資家が今年1?5月に世界149カ國?地域の域外企業(yè)3115社に非金融類直接投資を行った。投資額は累計445億4000萬ドル。
中國企業(yè)は1?5月に「一帯一路」(the Belt and Road)沿線51カ國に56億3000萬ドルの新規(guī)投資を行い、同期の対外投資総額の12.6%を占めた。「一帯一路」沿線國における新規(guī)契約対外請負(fù)プロジェクトの契約額は469億3000萬ドルで、同期の総額の60.3%を占めた。
対外投資構(gòu)造の改善が続いている。中國の今年1?5月の対アフリカ投資は19.5%増、対歐州は18.9%増、対北米は2.7%増。対外投資は主にリース及びビジネスサービス、製造業(yè)、卸売?小売業(yè)、情報伝達(dá)などの分野に向けられている。一方、不動産、スポーツ及びエンターテインメント分野における対外投資の新規(guī)プロジェクトはなかった。
対外請負(fù)プロジェクトは大規(guī)模なものが多く、現(xiàn)地の発展をけん引し、互恵とウィンウィンを?qū)g現(xiàn)している。1?5月の対外請負(fù)プロジェクト新規(guī)契約額が5000萬ドル以上のプロジェクトは、前年同期比13件増の287件にのぼった。
中國の今年1?5月の実行ベース外資導(dǎo)入額は前年同期比6.8%増の3690億6000萬元(1元は約15.7円)で、伸び率が1?4月より0.4ポイント増加した。米ドル換算では3.7%増の546億1000萬ドル。5月の実行ベース外資導(dǎo)入額は前年同月比8.5%増の638億3000萬元で、米ドル換算では4.6%増の94億7000萬ドル。
■ 中國1-5月の米農(nóng)産品輸入額が55.3%減少
今年5月には大口農(nóng)産品の価格が全體として安定し、果物、豚肉、卵の価格は前年同期比上昇幅が大きく、米國からの主要農(nóng)産品の輸入は大幅に減少した。
5月の大口農(nóng)産品価格は全體として安定し、果物、豚肉、卵の価格は前年同期比上昇幅が大きかった。同月に同部がモニタリングした果物6種類の平均価格は1キログラムあたり7.55元(1元は約15.6円)となり、前月比19.5%上昇した。豚肉価格の上昇幅が大きく、農(nóng)産品小売市場での月平均価格は同24.71元で同26.6%上昇したが、直近の5年間の平均水準(zhǔn)は下回った。卵の価格は2ヶ月続けて小幅に上昇し、農(nóng)産品小売市場での月平均価格は同9.95元で同9.1%上昇した。
注目されるのは、5月には中國の農(nóng)産品主要輸入先の構(gòu)成が明らかに変化し、米國からの主要農(nóng)産品の輸入が大幅に減少したことだ。1-5月、中國のブラジル、ASEAN、歐州連合(EU)などの國?地域からの農(nóng)産品輸入は急速な伸びを維持したが、米國からの農(nóng)産品輸入は急速に減少し続けた。中でもブラジルからの輸入額が前年同期の631億2千萬元から761億9千萬元に増えて20.7%増加した。米國からの輸入額は732億2千萬元から327億3千萬元に減って55.3%減少した。>>>
■ 5月の中國レアアース輸出は4月より16%減少
5月のレアアース輸出量は3640トンで4月より16%減少した。1-5月の中國レアアース輸出量は1萬9265.8トンで同7.2%減少した。>>>
■ 5月の中國対外貿(mào)易には3つの「意外なこと」
▽意外なことに輸出が予想より好調(diào)だった
5月の輸出額は前年同期比7.7%増加し、伸び率は前月の2倍以上となり、市場の予想を明らかに上回った。5月の輸出回復(fù)傾向に牽引されて、1-5月の輸出額伸び率は1-4月を0.4ポイント上回った。
アナリストは、「中米の関稅措置がエスカレートする狀況の中でも中國の輸出が増加傾向を保ったのは、企業(yè)が多様な市場の開拓に努力したためであり、また中國の商品に強(qiáng)い競爭力があったためだ」との見方を示した。
▽意外なことに輸入が大幅に減少した
5月には、輸入額が同2.5%減少した。米ドルに換算すると、同8.5%の減少で、2016年7月以降で最大の減少幅になった。
輸入額の大幅減少には3つの要因があったと考えられる。
第1に、比較の対象となる基數(shù)の効果がある。
第2に、貿(mào)易摩擦の影響を受けて、一部の大口商品の輸入量が大幅に減少したことがある。
第3に、マクロ経済になお下方圧力がかかっていることがある。
▽意外なことに対米貿(mào)易黒字が減少せず増加した
米國が中國からの輸入品2500億ドル(1ドルは約108.6円)相當(dāng)分に追加関稅をかけた現(xiàn)在の狀況の中、外部では中國の対米貿(mào)易黒字が減少するかどうかに関心が集まる。しかし稅関総署のまとめたデータでは、今年1-5月の対米貿(mào)易黒字は減少しないどころか、前年同期よりも11.9%拡大した。
これは中國の米國への輸出の減少幅が米國からの輸入の減少幅よりもはるかに小さかったためであることはすぐにわかる。1-5月の対米輸出額は同3.2%減少、対米輸入額は同25.7%減少だった。
中國商務(wù)部國際貿(mào)易経済協(xié)力研究院対外貿(mào)易研究所の梁明所長は、「中國が米國へ輸出する2千億ドル相當(dāng)の商品のうち、その対米輸出額が當(dāng)該商品の輸出額全體に占める割合が50%を超えるものは124品目にとどまる。これはつまり中國の輸出商品の大半は米國市場への依存度がそれほど高くなく、他の市場への切り替えが可能だということだ。その一方で、米國の中國からの輸入商品への依存度は相対的に高い」と述べた。>>>
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「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月28日