過去20年にわたり、中日韓は相互にとって主要な貿(mào)易パートナーであり、貿(mào)易における地位はいずれも米國に迫るものだった。例えば中米韓は10年にわたり日本の貿(mào)易パートナーの1-3位を占め、中日韓を中核とするアジア貿(mào)易は相互に依存し合い、急速に発展し、世界への輸出入ですでに歐州に追いついた。18年の対アジア輸出額は6兆5千億ドルで、歐州の6兆9千億ドルに迫り、北米地域の2兆1千億ドルの約3倍になった。歐州とアジアの輸出を合わせると世界の70％を占める。これはつまりユーラシア大陸を基盤とする「一帯一路」（the Belt and Road）は世界貿(mào)易の主戦場であり、投資と発展の方向性を特徴とした「一帯一路」が必然的にグローバル化の新トレンドになるということだ。最近、米國債は10年債と2年債の利回りが逆転し、これは米國市場の投資の期待収益率が世界の投資を引き寄せるだけの魅力をすでに備えていないことを映し出した。「一帯一路」の広大な空間から生まれる極めて大規(guī)模な投資ニーズが、かつてない投資効果へと変化することは確実だ。これは今後の地域協(xié)力と國際ルールの発展方向を決定づけ、太平洋の対岸へ流れるのではなく、ユーラシア大陸にしっかりと軸足を置くべきであることを決定づけた。より必要なことは、「他人の田んぼを耕して、自分の田んぼを荒らす」のを防ぐことだ。

5G、人工知能（AI）、モノのインターネット（IoT）、ビッグデータなどの新技術(shù)が急速に発展し、中日韓の同歩調(diào)の改革が深化するのにともない、3ヶ國の技術(shù)と制度の革新は一斉に前進(jìn)し、新しい技術(shù)と新しい産業(yè)は世界をリードするようになる。RCEPの約35億人の人口を抱えた大市場をよりどころとして、アジアの新技術(shù)、新産業(yè)、新製品の標(biāo)準(zhǔn)は必ず市場で認(rèn)可されるようになり、こうして「デジタル貿(mào)易」がこの広い地域で自然に形成されるのが確実で、世界の「デジタル経済の中心」の東漸を推進(jìn)してアジアに移動させることになる。このように、中日韓協(xié)力はより長期的な、より幅広い內(nèi)容を考慮し、合わせて未來のWTO改革を考えなければならず、こうしてこそ経済形態(tài)、貿(mào)易スタイルのデジタル化の要求をしっかりカバーすることが可能になる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月20日