トルコ文化?観光省は現(xiàn)地時間25日、トルコの首都アンカラにあるアナトリア文明博物館で、在トルコ中國大使館に中國の文化財(cái)2點(diǎn)を引き渡した。トルコが國際公約に基づいて中國に文化財(cái)を返還するのは今回が初めて。中國中央テレビ局(CCTV)が報(bào)じた。
返還されたのは唐代の石窟寺壁畫と北朝時代後期から隋代にかけての陶俑(副葬品の陶製人形)。いずれも1000年以上前の文化財(cái)で、中國の法律?法規(guī)で海外への持ち出しが禁止されている。では、この2點(diǎn)の文化財(cái)はなぜ海外に流出したのだろうか?また、どのような経緯で返還されることになったのだろうか?
在トルコ中國大使館の鄧勵大使によると、昨年の今頃、トルコがこの文化財(cái)2點(diǎn)を発見した。中國と同じく長い文明の歴史を誇るトルコも、流出した文化財(cái)の返還という課題を抱えている。そのため、トルコは外交ルートを通じて、中國の関連當(dāng)局と交渉し、2點(diǎn)の貴重な文化財(cái)を返還することにした。その過程で、両者が大きな努力を払った。
トルコのメフメト?ヌーリ?エルソイ文化観光大臣は、「今回の返還を通して世界に模範(fàn)を示すことができる。これにより、両國は文化や観光を含む多くの分野で関係の発展を促進(jìn)できるだろう」との見方を示した。
海外に流出した文化財(cái)を一つでも多く返還してもらうために、今後もさらなる努力が必要だ。おおまかな統(tǒng)計(jì)データによると、現(xiàn)在世界各國の公立?私立機(jī)関が収蔵している中國の文化財(cái)は合わせて1000萬點(diǎn)以上ある。しかし、各方面の利益が関係しているため、文化財(cái)の返還はハードルが非常に高い。今後、中國が各方面と一歩踏み込んだ協(xié)力を?qū)g施し、世界のガバナンス體系が最適化されるにつれ、海外に流出したさらに多くの文化財(cái)が返還されることが期待されている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年11月27日