調(diào)査會社の北京群智諮詢がまとめた研究データでは、今年第1-3四半期のテレビ用液晶パネルの出荷量と出荷面積のランキングで、京東方(BOE)が4090萬枚と2170萬平方メートルでどちらも1位になった。このほか、華星光電、中電熊貓、恵科、彩虹光電、シャープなどの中國企業(yè)も続々とランクインした。予測では、2020年以降、中國メーカーの生産能力が全體の50%以上を占めるという。
今、世界では多くの大手液晶パネルメーカーが相次いでこのビジネスから撤退し、その一方で中國メーカーのシェアが急速に上昇している。この現(xiàn)象に直面して、産業(yè)ウォッチャーの丁少將氏は、「これは主に內(nèi)外の2つの要因がある。まず外部の環(huán)境として、中國メーカーが液晶パネル技術を確立するようになってから、中國のコスト面の優(yōu)位性により価格が低下を続け、市場競爭において、中國以外のメーカー?ブランドの競爭上の優(yōu)位性が大いに低下したということがある。次に內(nèi)部をみると、パナソニックブランド自身もモデル転換?バージョンアップを進めており、新材料、エネルギーなどより重要な川上の部品や戦略的新興産業(yè)の分野に移転しつつあるということがある。これはハイテク産業(yè)の自然な産業(yè)移転の流れだ」との見方を示した。
テレビメーカーが相次いで注力するのは 高級化する大型テレビ
今年に入ってから、大手テレビメーカーが相次いで高級化した大型テレビに注力するようになった。奧維雲(yún)網(wǎng)(AVC)のまとめたデータによれば、今年第3四半期には中國テレビ市場の平均販売サイズが50インチを急速に突破し、50インチ以下の販売量はオンラインで前年同期比5.5%、オフラインで同7.1%、それぞれ減少した。その一方で、65インチ以上はオンラインが5.2%、オフラインが7.3%、それぞれ増加して、大型液晶パネルの出荷量の著しい増加にもつながった。
群智諮詢の研究データでは、今年第3四半期には世界のテレビ用液晶パネルの出荷量が7176萬枚に達して前期比2.7%増加し、前年同期比4.1%減少した。出荷面積は約4106萬平方メートルで、前期比6.8%増加、前年同期比2.4%増加した。注目すべきは、同期の65インチ製品の出荷量は562萬枚で同33.1%増加し、世界シェアが1.6%増加したことだ。