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西安の専門家が火災(zāi)現(xiàn)場救助スマート測位システムを開発

人民網(wǎng)日本語版 2019年12月03日15:13

高層建築で火災(zāi)が発生した際、最も懸念されるのはどうやって救助を行うかだ。高層で濃い煙が立ち込めるため、消防隊(duì)員は建物內(nèi)に閉じ込められている人の具體的な位置を迅速に把握することができない。また、従來の赤外線センサーでは、高溫の影響を受けて、本來の識(shí)別効果を発揮することができない。もしこうした問題を解決し、閉じ込められている人の位置を迅速に把握できるツールがあれば、消防隊(duì)員は1分1秒を爭って人命を救助し、損失を最低限に減らすことができる。西安日?qǐng)?bào)が伝えた。

中國西北大學(xué)の房鼎益教授と陳暁江教授のチームと、米國マサチューセッツ工科大學(xué)、英國のリーズ大學(xué)の専門家らの最新研究開発成果によって、「生命の空白」を埋めるために有効なソリューションが提供されるかもしれないという。

同チームの研究成果は、長距離條件下で無線信號(hào)が受けるマルチパスやノイズの問題を解決し、ドローンが搭載する送受信裝置で複數(shù)の生物目標(biāo)を空間上で順にスキャンし、一定の範(fàn)囲內(nèi)でそれぞれの目標(biāo)の位置を確定することを可能にした(目標(biāo)が信號(hào)発信裝置を攜帯する必要はなく、送受信裝置が呼吸と運(yùn)動(dòng)をもとに目標(biāo)を探し、測位する)。また、ドローンの振動(dòng)によりセンシングに與える影響をなくし、最終的に1セットの送受信裝置で長距離かつ広範(fàn)囲の非接觸目標(biāo)感知システム「WIDESEE」を?qū)g現(xiàn)した。

同チームはWIDESEEプロトタイプシステムを?qū)g現(xiàn)し、実際の狀況下でシステムのテストが行われた。WIDESEEはコストが約千元(約1萬5千円)ほどの比較的廉価な商用LoRa(長距離無線通信)送受信裝置を使用するだけで、ドローンが送受信裝置を搭載して飛行する過程で外壁(鉄筋コンクリート)の厚さが40センチある高層建築物內(nèi)の目標(biāo)に対して壁越しに感知を行うことができ、その測位精度は90%が4.6メートル以內(nèi)だという。

裝置が高溫や炎、煙に妨害された場合には、その影響を最低限まで減らすことができ、火災(zāi)現(xiàn)場の救命時(shí)における応用に向けて有効なソリューションを打ち出した。検知対象が運(yùn)動(dòng)狀態(tài)にあることが裝置のフィードバックの主な根拠となる。検知対象が移動(dòng)している場合、WIDESEEは測位と追跡を行うことができ、また検知対象が手を振るなどして合図を送っている場合にも、目標(biāo)の存在を検知できる。

このほか、微弱な呼吸運(yùn)動(dòng)をしている靜止した目標(biāo)を無線信號(hào)を利用して感知することもできるため、WIDESEEは目標(biāo)が呼吸している時(shí)の胸部の起伏による信號(hào)の波動(dòng)を通じて目標(biāo)の存在を感知することが可能になった。

この技術(shù)は高層建築の火災(zāi)救助指揮に応用できるだけでなく、地震の際の生命探知やテロリストの搜索など透過性非接觸センサー技術(shù)が必要な緊急の場合にも応用できる可能性がある。現(xiàn)在研究者らは裝置と演算方法をさらに改善し、感知の粒度とリアルタイム性を向上させるべく努力している。

この研究成果の論文はコンピューティング分野の國際學(xué)會(huì)であるACMが主催する國際學(xué)會(huì)「ACM Conference on Embedded Networked Sensor Systems(ACM SenSys)」で長文の形で採録され、最優(yōu)秀論文賞にノミネートされた。これは今年のACM SenSysにおいて筆頭著者の所屬機(jī)関としてノミネートされた唯一の中國大陸部の最優(yōu)秀論文だという。(編集AK)

「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月3日 

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