上海金融法院(裁判所)は8日、獨(dú)自に研究開発した中國初の人工知能に基づく法廷尋問同時(shí)通訳システム「スマート通訳システム」の運(yùn)用をスタートしたことを明らかにした。中國新聞社が伝えた。
このスマート通訳システムには、最新の人工知能製品「翻訳君」の技術(shù)が採用され、音聲やテキストなどの形で、20言語以上の同時(shí)通訳を行うことができる。
同裁判所によると、同システムの導(dǎo)入により、訴訟に関わる外國人の裁判の過程での言葉が通じないという不安を取り除き、外國人が関わる裁判の効率が向上するほか、法廷尋問を海外にライブ配信して、海外の関係者がそれをリアルタイムで視聴し、中國の金融司法に対する理解を深めることができるようサポートしたり、外國関係の同時(shí)通訳、裁判文書の中英自動翻訳などの裁判所の業(yè)務(wù)にも応用される。
同システムは既に、上海金融法院で導(dǎo)入され、運(yùn)用が始まっている。最近、ある企業(yè)の債権をめぐる合議審の法廷尋問で、雙方の當(dāng)事者の発言が、同システムによってリアルタイムで自動翻訳され、法廷尋問のライブ配信畫面に英語の字幕が表示された。
同裁判所の関係者によると、國際社會に中國の金融司法をめぐる最新の聲を優(yōu)れた方法で伝え、中國の金融司法の國際的影響力と信頼性を向上させるべく、同裁判所の中國語と英語の公式サイトで今後、法廷尋問がスマート同時(shí)通訳システムを活用してライブ配信され、中國內(nèi)外のネットユーザーが視聴できるようにする計(jì)畫だ。
現(xiàn)在、同裁判所は、同システムをオフラインでも活用できるよう、裁判所內(nèi)のオフラインサーバーの準(zhǔn)備も整え、同時(shí)通訳への需要が満たされるようになっており、運(yùn)営コストが大幅に削減されたほか、人の手によるチェックの必要もなくなるなど、システムの応用機(jī)能が向上している。
一方で、法廷尋問における実際の必要に応じて、上海金融法院は、研究開発の過程で、金融法律知識や専門用語の予備學(xué)習(xí)、機(jī)械學(xué)習(xí)機(jī)能の追加などカスタマイズアップグレードを?qū)g施した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月10日