湖南省長沙市でこのほど開かれた第13次五カ年計畫國家重點研究開発計畫「データセンター分散型相転移エネルギー貯蔵チップ級冷卻技術」プロジェクトの始動式において、プロジェクトの責任者で長沙理工大學準教授の孫小琴氏は、「プロジェクトの実施により、冷卻システムのエネルギー消費量を毎年300億kWh削減できる。これは三峽ダムの年間発電量の30%に相當する」と述べた??萍既請螭瑏护à?。
5G技術をはじめとする通信技術の急発展に伴い、電子部品は高周波?高速化、集積回路小型化及び密集化などの発展の流れを示している。通信設備の作業(yè)速度はここ10年で1.5倍に向上したが、発熱密度もそれに伴い十數(shù)倍に増加した。そのため冷卻効果はチップの性能と壽命を決める重要な要素になっている。統(tǒng)計データによると、中國のデータセンターのエネルギー消費量は1200億kWhにのぼり、毎年20?30%のペースで増加しているが、冷卻設備のエネルギー消費量は機械室の30?50%を占めている。高効率の新型冷卻システムの研究開発が焦眉の急になっている。
中國のデータセンターの高効率冷卻技術はまだ初期段階にある。同プロジェクトは米UCBとの共同研究により、高熱流密度通信システムの放熱のボトルネックの解消を目指し、データセンターに高効率?高信頼性の新型冷卻システムを提供しようと、超親和性?疎水性構造の特性を持つチップ級相転移エネルギー貯蔵型マルチ接続マイクロヒートパイプ冷卻裝置を開発する計畫だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年12月6日