「一人きりの國(guó)旗掲揚(yáng)でも、セレモニー感を！」

溫靜先生（24）は、広東省の小學(xué)校1年生のクラス擔(dān)任。

溫先生のクラスの生徒は全部で46人。そのうち9人が、新型コロナウイルス感染が確認(rèn)された患者と同じ団地に住んでいる。新型コロナウイルス感染拡大が始まって以來(lái)、生徒一人ひとりの健康狀態(tài)をチェックするというのが、溫先生の日課になっている。

今月17日から、溫先生はオンラインプラットフォームで授業(yè)をスタートした。そして授業(yè)前にはオンラインでちょっとした「國(guó)旗掲揚(yáng)式」も行い、「初日の授業(yè)が始まる前に、家で國(guó)歌を流し、もしあるなら國(guó)旗を準(zhǔn)備するように、生徒に指示したところ、生徒たちはとても真面目に掲揚(yáng)式をやってくれた」のだという。

オンラインで國(guó)旗掲揚(yáng)をする生徒ら（畫(huà)像は溫靜先生が提供）。

「始業(yè)式や國(guó)旗掲揚(yáng)は新學(xué)期の重要な儀式。オンラインで國(guó)旗掲揚(yáng)をすることで、その雰囲気を作り出したかった。いつものような始業(yè)式を行うことはできなかったものの、勉強(qiáng)して知識(shí)を求める思いや祖國(guó)を愛(ài)する気持ちが外部の要因の影響を受けてはならないと思う」と溫先生。

現(xiàn)在、生徒らは毎日、保護(hù)者の指導(dǎo)の下、オンラインで授業(yè)を受けている。溫先生は、「自宅で授業(yè)をうけるデメリットと言えば、パソコンなどの畫(huà)面を見(jiàn)ている時(shí)間が長(zhǎng)いという點(diǎn)で、生徒の視力が低下しないか心配だ。新型コロナウイルス感染拡大がはやく収束して、花が咲き始める暖かい春をみんなで迎えて、教室で授業(yè)ができるようになることを願(yuàn)っている」とした。

「両親がテレビで毎晩私の授業(yè)を楽しみに」

譚梅先生（29）は高校の國(guó)語(yǔ)を擔(dān)當(dāng)する講師。

學(xué)習(xí)塾の講師である譚先生は、オンラインライブ配信での授業(yè)にも慣れている。今年の春節(jié)（舊正月、今年は1月25日）期間中、Uターンラッシュを避けるために、実家に3日間だけ滯在して、すぐに北京に戻った。そして、オンライン授業(yè)の準(zhǔn)備を始めた。

他の學(xué)習(xí)塾と同じく、譚先生の塾も無(wú)料のライブ配信授業(yè)を提供しており、スマホやテレビ、パソコンを通して視聴することができる。譚先生は、「オンライン授業(yè)プラットフォームのライブ配信技術(shù)は既に成熟している。1年前に、ライブ配信授業(yè)を始めた時(shí)は、不慣れで、緊張して流ちょうに話すことができなかった。同業(yè)者の人が最近、突然オンライン授業(yè)に切り替わり、『慣れない』と言っているが、『そのうち慣れるよ』と慰めている。オンライン授業(yè)というのは今後の流れでもあるから」と話す。

以前と異なり、最近はインターネットを通してライブ配信を見(jiàn)ることができるテレビも増えている。そのため、譚先生の授業(yè)のライブ配信を、実家の両親も視聴しているという。「両親は毎晩、決まった時(shí)間に私の授業(yè)を見(jiàn)て、ついでに高校の頃に勉強(qiáng)したことを思いだしている」と譚先生。

そして、「父親がメッセージゾーンに『すごい！』というメッセージを送ってくれたけど、どれが父親のメッセージが分からなかった」と話す譚先生は、「両親は毎日、今日の授業(yè)は昨日より良かったとか、他の教師のほうが上手にしていたとか言ってくれる。私の國(guó)語(yǔ)の授業(yè)のほか、時(shí)間がある時(shí)には他の科目の授業(yè)も見(jiàn)ている。父親が高校生の英語(yǔ)の授業(yè)について行けるなんで夢(mèng)にも思わなかった。父親は1から勉強(qiáng)し直したいと言っている」と、時(shí)代の流れについて行っている両親を見(jiàn)て、期待も抱いているという。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年2月21日