本格的な夏が一歩ずつ近づき、都市の夜にはビール、串焼き、ザリガニが欠かせない。深夜までドラマを見(jiàn)続けたりゲームで遊んだりする夜更かし族にとって、夜食がなければ、どんなに多彩なナイトライフも魂が抜けたようになってしまう。殘業(yè)するサラリーマンにとっては、オフィスで慌ただしく取る夜食が、夜遅くまで仕事を続けるための活力源だ。北京、上海、広州、深セン、成都、南京、杭州、武漢、西安、長(zhǎng)沙、重慶の11都市で行われたサンプル調(diào)査によると、夜食には都市ごとに実にさまざまな特徴があるという。
一口に夜食といっても、オフィスの機(jī)の前で仕事を続けるために注文する夜食と、ベッドに寢転がって気軽に頼む夜食とでは、その味わいにも當(dāng)然違いがあるはずだ。
サラリーマンは夜食にいくらまで出すか?
北京と上海では、さまざまなキャリア段階にあるサラリーマンが數(shù)多く集まっているため、住宅地での狀況と比べると、オフィスビルの殘業(yè)組が夜食に何を選ぶかについては金額的に二極分化している特徴がみられる。
1回あたりの金額が25元(1元は約15.2円)以下の夜食デリバリーについてみてみると、北京の住宅地では23%だが、オフィスビルでは25%を占める。上海も同様で、住宅地では27%だが、オフィスビルでは29%に上昇する。
しかし北京と上海では、豪華な夜食で自分をねぎらいたい殘業(yè)組の割合も高い。
成都、杭州、南京、長(zhǎng)沙の4都市は、住宅地と比較して、オフィスビルの殘業(yè)組はより高額の夜食を頼んで自分をねぎらいたい気持ちが一層強(qiáng)い。
上述の4都市に比べて、広州と深センで時(shí)間外労働をする若者は、安価な夜食を選ぶことが多い。オフィスビルの夜食デリバリーのうち、1回あたり25元以下の割合が広州は41%、深センは47%に達(dá)し、住宅地での割合をどちらも2ポイント上回っている。彼らは苦労しながら頑張って働く若者のお手本だと言えるだろう。
夜食を注文する時(shí)間をみると、深夜3時(shí)以降に注文する人の割合は、深セン、長(zhǎng)沙、重慶、広州では、住宅地の割合が他の都市を上回り、家で深夜まで夜更かしする人の割合が最も高いと考えられる。一方、長(zhǎng)沙、深セン、杭州では、オフィスビルの割合が他の都市を上回っていた。
上海市南京西路で働くDT君(ハンドルネーム)にとっては、全體としてみると、自宅で串焼きを楽しむ優(yōu)雅な夜食派よりも、深セン、広州、杭州の「社畜」たちのほうに心を寄せ、同情してしまうという。特に深センは、オフィスビルの夜食注文の割合でも、安価な夜食の人気でも、深夜どれだけ遅くに夜食を注文するかの比較でも、他の都市を上回っており、頑張って働くとはどういうことなのかを體現(xiàn)する「不夜城」だといえる。
どの地域のサラリーマンが一番大変か?
殘業(yè)が多い上に遅くまで続くのに、高い夜食を頼んで自分をねぎらうのはもったいないと思う。これほどまでに仕事を愛(ài)し、苦労しながらも簡(jiǎn)素な生活を送っている殘業(yè)組は一體、都市のどの地域に集まっているのか。