就職情報サイトの智聯(lián)招聘は30日に北京で報告書「2021年春の就職シーズン市場狀況週報」を発表した。それによると、2021年の春の就職シーズンは開始の時期とピークの時期がいずれも例年より早く訪れ、春節(jié)（舊正月、今年は2月12日）後の求人數(shù)は20年の求人數(shù)全體の85.5％を超え、19年の水準に並んだという。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

同報告書によると、春節(jié)連休に「職場は操業(yè)を停止せず従業(yè)員は職場にとどまる」、「今いるところで年越し」といった政策の呼びかけと実施により、21年春就職シーズンの市場には、例年より前倒しして始まるという新たな特徴がみられた。求人側(cè)も求職側(cè)も、例年は春節(jié)前に活発に動き、その後は週を追って動きがゆっくりになっていくが、今年は違い、特に求職側(cè)は例年と違う動きをみせた。求職活動の動向を反映する人材供給規(guī)模指數(shù)を見ると、19年と20年は週を追って低下したが、21年は春節(jié)前第2週の指數(shù)は春節(jié)前第3週の1から1.1に上昇し、履歴書送付件數(shù)も前週に比べて1割近く増加した。

また同報告書によると、春節(jié)後の求職活動のピークが前倒しでやって來た。例年は春節(jié)後第3週にピークが來ていたが、今年はそれより早く春節(jié)後第1週にピークが訪れ、同週は勤務(wù)日が6日間あったことも重なって、履歴書送付件數(shù)のピークも第1週にやって來た。求人側(cè)は引き続き増加への力を蓄えているという特徴を示した。

同報告書によると、2021年の春節(jié)後5週間の求人?求職全體の狀況を昨年およびおととしの同期と比べてみると、新型コロナウイルス感染癥の狀況にあった20年同期に比べて85.5％増となり、そして19年同期に並んだ。業(yè)界別にみると、一部の業(yè)界は昨年よりも求人ニーズが大幅に増加し、19年同期を超えたものもある。たとえば19年同期比で、仲介サービスは192.4％増、物流倉庫は140.5％増、専門サービスは67.8％増、娯楽?レジャーは60.6％増だったという。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年3月31日