河南省安陽(yáng)市で発掘された曹操の墓をベースに建てられた「曹操高陵遺跡博物館」のオープンセレモニーが今月27日に開(kāi)催された。29日から一般公開(kāi)される。

曹操高陵から出土した貴重な文化財(cái)約400點(diǎn)(セット)が展示されている同博物館に行くと、三國(guó)志の時(shí)代にタイムスリップしたような感覚を味わうことができるだけでなく、1千年前の記憶に觸れることができる。それら文化財(cái)はかつてのドラマチックな時(shí)代の「目撃者」であり、これらを目にすることで、作戦を立て、勇ましく戦う戦士の天を衝く勢(shì)いを感じ、「三國(guó)志の世界」を肌で感じることができる。

博物館內(nèi)で展示されている雲(yún)母片。

博物館內(nèi)で展示されている「魏武王(曹操)常所用挌虎大戟」と刻まれた石の札。

曹操高陵には、中國(guó)の歴史において著名な政治家で、武將、文學(xué)家でもある曹操が埋葬されている。2008年、曹操高陵で緊急発掘調(diào)査が展開(kāi)され、2009年に曹操の墓であることが確認(rèn)された。2010年には「中國(guó)10大考古學(xué)的発見(jiàn)」に選ばれ、2013年には中國(guó)國(guó)務(wù)院が「第7陣の全國(guó)重點(diǎn)文化財(cái)保護(hù)単位」に指定した。曹操高陵の考古學(xué)的発見(jiàn)は、漢?魏の時(shí)代の中國(guó)の陵墓の近くにもうひとつの廟を建て、陵墓の頂上やそばに寢(殿)を移し、宗廟の主要な儀禮をその寢殿で行う「陵寢制度」の移り変わりを研究するうえで重要な意義がある。（編集KN）

博物館內(nèi)で展示されている陶鼎。

博物館內(nèi)で展示されている玉觿。

博物館內(nèi)で展示されている金のボタン。

博物館內(nèi)で展示されている鉄の鎧の一部。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年4月28日