水資源の不足が日増しに深刻化しており、海水淡水化が水資源拡大の重要な手段になっている。中國國家海洋局第一研究所研究員の馬徳毅氏は11日、2014青島國際脫塩大會で、「中國の海水淡水化プラントのコストは、1トン當たり5?8元(約82?131円)にまで下がっており、世界水準に迫っている」と発言した。人民日報が伝えた。
脫塩は主に電気透析と逆浸透により海水から「化學塩」を分離することで、海水淡水化に利用されている。海水淡水化は水資源を拡大する技術であり、海に面した各國の淡水資源の不足を解消しており、経済?社會の持続可能な発展を促進する重要な戦略的措置になっている。統(tǒng)計データによると、世界海水淡水化プラントの設備容量は、2013年8月時點で1日當たり8093萬トンに達した。
馬氏は、「海水淡水化のコストは、主に投資?建設、エネルギー消費、稼働?メンテナンスの三つに分かれる。技術の進歩と規(guī)模の拡大により、世界の海水淡水化コストは低下傾向を示している」と説明した。
「海水淡水化産業(yè)発展の第12次五カ年計畫」では、中國の海水淡水化産業(yè)の生産額を2015年に300億元(約4920億円)とし、海水淡水化の生産能力を1日當たり220萬立方メートル以上とし、海水淡水化の原材料および設備製造の自主革新率を70%以上に引き上げ、海水淡水化のコストを絶えず引き下げ、重要技術?設備?材料の研究開発と製造能力を、世界先進水準にまで引き上げるという目標が提起された。
中國脫塩協(xié)會秘書長の郭有智氏は、「中國の海水淡水化の主要プラントは北部に建造されている。生産能力を見ると、國內の一つの海水淡水化プラントの最大処理能力は1日當たり5萬トンだが、世界一の処理能力を持つプラントの場合は100萬トン以上に達する」と指摘した。専門家は、「関連部門は関連措置を発表し、中國の海水淡水化技術を強化し、材料?設備の自主開発水準を高め、獨自の知的財産権を持つ技術革新を促し、産業(yè)の発展を促すべきだ」と提案した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年6月12日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386