▽中國人の日本旅行熱のわけ:円安、交通、ソーシャルメディア
日本國家観光局が8月20日に日本語ウェブサイトで発表したデータによると、中國大陸部からの日本への観光客數(shù)は7月、昨年同月比101%増の28萬1200人に達し、臺灣地區(qū)と韓國を超え、2012年7月以來初めて月間の日本観光者數(shù)の第1位となった。日本が掲げる「観光立國」という長期目標の実現(xiàn)にあたっては、中國大陸部は日本の観光業(yè)界にとって軽視できない観光客源となっている。
自由旅行が多いのか団體旅行が多いのかについて、伊地知所長は自らの印象として、北京地區(qū)からの旅行者の3割、上海地區(qū)からの旅行者の5割は自由旅行を選んでいるが、そのほかの地方はまだ団體旅行が中心だと分析している。
――日本への中國人観光客が最近大きく増加している原因は何だとお考えですか。
一つは円安です。中國人観光客の皆さんには日本で実際にその「安さ」を感じていただけます。もう一つは、フライトの増発やチャーター機の開通、大型フェリーの運用などで交通面での選択肢が増えたことです。
もちろん日本國家観光局も、観光資源の宣伝に努めています。旅行會社と共同で広告を出したり、潛在的な観光客に記念品を配ったり、旅行の展示會に積極的に參加したりといった取り組みです。こうした取り組みは、將來的な日本観光客の育成に大きな役割を果たしています。
新型ソーシャルメディアも活用しています。北京事務所は毎日、「微博」(ブログ)や「微信」(メッセンジャー)で旅行情報を提供しています。また日本から帰って來た多くの観光客が「微博」や「微信」で自分の日本への旅行経験をつづっている影響も大きくあります。こうしたメディアにつづられた旅行中の見聞や印象は、新型メディアを通じてまたたく間に広まって影響を與え、日本の観光資源の紹介に見えない形で役立っています。日本旅行のイメージと評判の高まりには新型ソーシャルメディアの貢獻が無視できません。
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