ニューススタンドは都市の流動的な文化の象徴と言える。世界各地の文化や情報を発信し、人々の精神世界を豊かにする。また様々な利便性を提供するとともに、都市で生活する人々に小さな溫もりももたらしている。北京日報が伝えた。
■北京のニューススタンド 伝統(tǒng)と現(xiàn)代を表す文化的シンボル
北京は中國國內(nèi)において最も古い新聞?雑誌の歴史を有する都市だ。いくつかの新聞は數(shù)十年の歴史を持ち、國家の歴史の歩みに影響を與えてきた。今年3月、北京市は11の「スマート?ニューススタンド」の試験営業(yè)を開始した。これらのスマート?ニューススタンドは、従來のスタンドとは異なり、天気予報?交通情報や、銀行カード殘高確認、水道?電気?ガス料金の支払い、ネット通販の商品受け取りなど、デジタル化機能?サービスを備えている。12日、スマート?ニューススタンドに行ってみると、宅配物受け取りや無料の無線LANのサービスが消費者から人気を集めていた。
韓國紙?文化日報の樸善鎬記者はかつて、寄稿の中で、「中國のニューススタンドの前を通るたびに、知識と情報が織り成す膨大な薀蓄や、中國人が古代から受け継いできた『小中見大』(小さいものを通して大きなものを見る)や『一葉知秋』(一枚の葉が落ちるのを見て、秋の近いことに気付く)といった豊かな學(xué)識や先見の明を感じ取ることができる」と書いている?!弗衰濠`ススタンド」から、我々は中國の將來を見ることができるはずだ。
■東京のニューススタンド 日常生活に不可欠な要素
日本人が読書好きであることは広く知られている。新聞を読むことは日本人の日常生活の一部となっている。ある日本人學(xué)者の研究によると、「新聞を読む」という習(xí)慣こそが日本の比較的高い國民の資質(zhì)を生み出しているという。新聞や雑誌類を販売するニューススタンドは東京の地下鉄講內(nèi)や各電鉄の駅?プラットフォームの至るところに設(shè)置されているほか、人通りの多い街角にも隨所に見られる。
9日、東京の街角のニューススタンドを見て回った。渋谷に行くと、渋谷駅西口から30メートルにも満たない距離に2つのニューススタンドがあることに気付いた。それぞれ約2、3平方メートルの大きさで、非常に簡単な作りだ。新聞?雑誌のほかに、雨傘なども販売していた。渋谷駅のハチ公出口で、さらに簡素なニューススタンドを発見した。同じ様に新聞?雑誌や雨傘を販売し、その後ろには渋谷駅のシンボルである忠犬ハチ公の銅像が建っている。注意深く見なければ、誰も気付かないようなニューススタンドだ。日本の若者の流行発信地であり、いつも網(wǎng)の目のように大勢の人々が行きかう渋谷の街角にこのような簡素なニューススタンドが建っているのが不思議に思えた。
國際的な大都市である東京では、ニューススタンドは都市に見られる日常の光景というだけでなく、都市生活を織り成す大切な一要素だ。個人経営の簡単なスタンドであろうと、チェーン店経営の比較的ハイエンドなスタンドだろうと、市民に読書や新聞を読むための「利便性」を提供している。(編集MZ)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月14日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386