四川省の成都ハイテク総合保稅區(qū)と遼寧省の大連輸出加工區(qū)に拠點をもつインテル社では、両區(qū)間の貨物輸送にかかる時間がこれまでの2~3日から現(xiàn)在は1日に短縮された。通関手続き全體でみると6時間ほどの時間短縮になった。こうした変化はインテル社に直接的な経済効果をもたらし、年間で関連費用を約120萬元(1元は約16.6円)節(jié)約することになり、効率の向上によってより大きな利益がもたらされるようになったという?!附U済日報」が伝えた。
インテル社が得た「メリット」は、成都稅関が昨年7月、稅関総署の支援の下で中國(上海)自由貿(mào)易試験區(qū)で行われた改革を受け継ぎ、成都市と大連市の稅関特殊監(jiān)督管理エリア間で「區(qū)間移動、自主輸送」政策を?qū)g施したことによるものだ。
成都稅関弁公室の伍剣主任の説明によると、稅関総署の支援を受け、成都稅関は「西部準自由貿(mào)易區(qū)」構(gòu)想をうち出し、上海自由貿(mào)易區(qū)で行われた稅関の革新的監(jiān)督管理制度14件のうち8件を成都ハイテク區(qū)で他に先駆けて試行した。區(qū)間移動?自主輸送政策のほか、加工貿(mào)易チケット式確認手続き、保稅展示取引、國內(nèi)外でのメンテナンス、ロット単位輸出入集中申告、通関作業(yè)に付隨する証明書の簡略化、集中一括納稅、スマート化ゲートでの検査許可といった7件の政策がある。
成都稅関の効率の高い通関サービス?環(huán)境を享受しているのはインテルだけではない。加工貿(mào)易チケット式確認手続き、ロット単位輸出入集中申請、通関作業(yè)に付隨する証明書の簡略化、集中一括納稅などの新しい管理制度により、通関の手続きとプロセスが「大幅なダイエット」に成功。ロット単位輸出入集中申告制度の実施により、これまでの「書類1通、申告1回」が「書類複數(shù)、申告1回」に変わった。上半期に従來の方法で企業(yè)が提出しなければならないとされた申告書類は12萬1千通あったが、このうち実際に作成された書類は1萬4千通で、新政策導(dǎo)入により書類が約90%減ったことになる。成都ハイテク區(qū)で輸出入業(yè)務(wù)が最も多い企業(yè)?鴻富錦精密電子(成都)有限公司は新制度導(dǎo)入以來、通関にかかる時間が従來の5時間前後から現(xiàn)在は半時間ほどに縮小され、経営コストも相応に引き下げられたという。
改革の最終的な目的は産業(yè)の発展を促進することだ。成都稅関関連部門の責任者の説明によれば、成都ハイテク區(qū)や雙流県にある成都空港保稅物流センターといった稅関特殊監(jiān)督管理エリアにとっては、加工貿(mào)易が基礎(chǔ)であり、保稅などの機能の拡大が潮流であり、機能拡大において8件の政策のうち自主輸送制度、保稅展示取引制度、國內(nèi)外でのメンテナンス制度が今まさに集積機能を果たしつつあり、稅関特殊監(jiān)督管理エリアの貿(mào)易の多元化、機能の多様化、産業(yè)チェーンのハイエンド化への発展を牽引しているという。
今年上半期、成都ハイテク區(qū)の輸出入額は149億ドル(1ドルは約102円)で前年同期比23%増加し、増加率は全國の同類パーク中2位だった。成都市の同期輸出入額は268億4千萬ドルで同12.8%増加した。四川省の同期輸出入額は336億9千萬ドルで同12.5%増加し、全國平均を11.3ポイント上回った。新制度の「うまみ」を味わい、十分に経験を積んだ成都稅関は、上海自由貿(mào)易區(qū)の革新的監(jiān)督管理制度14件すべてのコピーを認可してほしいとする申請をすでに稅関総署に送っている。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月11日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386