韓國企畫財政省などの関連部門が3日に明らかにしたところによると、韓國を訪れる中國人観光客數(shù)（年間約400萬人）を維持するため、韓國政府は中國人向けの観光ビザ発給條件を緩和し、數(shù)次ビザ発給対象や有効期限を拡大するという。パク?クネ大統(tǒng)領(lǐng)は今月中旬に行われる貿(mào)易投資振興會議で同決定を発表する予定だ。米華字メディア?僑報網(wǎng)の報道を引用し、環(huán)球網(wǎng)が伝えた。

これまで中國人向けビザ発給條件が厳しすぎるとして批判を浴びていた英國も、積極的な変化を起こしつつある。英國は8月11日より、北京、上海、広州の3都市で、中國人申請者向けに24時間以內(nèi)の優(yōu)先ビザ発給サービスを開始した。ビザ申請から発給までの手続きが24時間以內(nèi)に完了できるようになるというもので、全ての商用ビザ申請者および、過去5年以內(nèi)に英國?米國などの指定國家を訪問したことがある家族訪問者、観光ビザ、就労ビザ申請者などに適用される。

このほか、フランス、ドイツ、イタリアなどの歐州諸國も負けじと中國人向け観光ビザの発給條件を緩和している。

オーストラリアのビジネス誌Business Spectatorは5日、「中國の中産階級の富が絶えず増加する中、中國経済の消費面にも大きな変化が見られている。膨大な人口と力強い経済成長により、中國は今後20年以內(nèi)に中産階級の消費を生み出す『パワープラント』となるだろう」と指摘した。

こうした見方を踏まえると、各國が相次いで中國人向けビザの制限を緩和し、中國人観光客を誘致しようとするのもうなずける。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月8日