ハダカムギをふるいにかける、西蔵（チベット）自治區(qū)シガツェ市サキャ県生馬村の村民。

深セン華大基因研究院は13日、世界初のハダカムギのゲノムマップ作成に成功したことを明らかにした。この研究成果は米國科學(xué)アカデミー紀(jì)要（電子版）に掲載された。同研究はチベットのハダカムギの品種「Lasa Goumang」の全ゲノム解読を行い、ゲノムマップを作成した。このゲノムマップには、3萬6151個のタンパク質(zhì)コード遺伝子が含まれる。ハダカムギのゲノムサイズは約4.5Gb（ギガベース＝10億塩基対）と推測される。同研究院が作成したハダカムギのゲノムマップのサイズは3.89Gbで、ハダカムギゲノムの87％を占めた。広州日報が伝えた。

同研究院のプロジェクト擔(dān)當(dāng)者の趙山岑氏は、「麥の重要な一員であるハダカムギのゲノムマップが発表されたことで、人々は麥類の異なる馴化の過程への理解を深めることができる。また大麥、小麥、その祖先の品種を結(jié)びつけることで、麥類の進(jìn)化の歴史を垣間見ることができる。酸素が薄い寒冷地という過酷な環(huán)境におけるハダカムギの適応性に関する問題は、高原作物の改良の方針を示し、國民生活における食糧問題の解決を促す」と説明した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年1月15日