外交の場において、タブーとされている質問とは?逆に、最も頻繁に聞かれる質問は何だろう。外交上の「率直な意見交換」の真の意味とは――。中國外交部(外務?。─卫钫匦窃块L(外相)が15日午後、広東省で行われたイベント「広東職工大講堂」で講演を行い、外交部長時代に感じたことなど様々な話を披露した。中國日報網が伝えた。
▽祖國の強大化がなければ、今の我々はない
李元外交部長は、中國の外交に長年攜わる中で一番感じたこととして、講演の初めに、「祖國の強大化がなければ、今の我々はない」と切り出した。
昨年7月14日のフランス革命記念日に、當時73歳の李元外交部長は中國政府を代表してフランスを訪れた。李元外交部長はパリの郊外で、第1次世界大戦中に犠牲になった中國人労働者の墓地に獻花し、深く頭を下げ、哀悼の意を捧げた。フランス政府も大統(tǒng)領の指示を受け、初めて最上級の政府代表を派遣、中國人労働者に哀悼の意を表明した。
李元外交部長は當時を振り返り、「あの時は、涙がこみ上げてきて、何度もつかえながら、『親愛なる同胞の皆さん、やっと來ることができました。皆さんが亡くなってもうすぐ100年が経ちます。これも歴史が定めたことであり、どうしようもなかったのです。當時、我々の偉大なる祖國は強大ではなく、フランス政府も中國政府が哀悼のために代表を派遣することを許しませんでした。今や、祖國はますます強大化し、フランス大統(tǒng)領が習主席に、代表を派遣するよう求める書簡を送ったため、來ることができたのです』と語りかけた」と述べた。
▽労働者は我々の親のような存在
李元外交部長はまた、「外交の場にはルールがあり、まず、相手の體調や病気について質問してはならない。相手が年長者で、體調が悪そうであってもだ。また、女性に年齢を聞いてはならず、男性に給料の額を尋ねてもいけない」と語った。
では、李元外交部長はいつも、どのようなことを質問していたのだろう?その回答は、「あなたの國は、世界の進歩にどのような貢獻を果たしたか?」というものだった。この質問から、李元外交部長は多くの知識を學んだという。
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