中國のeコマース(電子商取引)が引き続き急速に成長している。商務(wù)部(省)の電子商務(wù)司の試算によると、2014年、中國のeコマース取引額(B2Bやオンライン小売を含む)が、前年比25％増の約13兆元(約247兆円)に達(dá)した。中國新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

同部の統(tǒng)計(jì)によると、2014年の消費(fèi)市場は全體的に安定していた。社會消費(fèi)財(cái)小売総額は26兆2千萬元（約495兆円）となり、前年比12％増 (前年比1.1ポイント減) だった。物価変動(dòng)要因を除く実質(zhì)伸び率は10.9％(前年比0.6ポイント減)だった。消費(fèi)の國內(nèi)総生産（ＧＤＰ）成長への寄與率は51.2％と、前年より3ポイント上昇し、経済成長を牽引した。

各消費(fèi)の中でも、オンライン小売の成長が著しい。統(tǒng)計(jì)によると、昨年、中國のオンライン小売販売額が、前年比49.7％増の2兆8千億元(約53兆円)に達(dá)した。同部がモニタリングしている小売り企業(yè)5000社のうち、オンライン小売の成長率は33.2％(前年比1.3ポイント増)に達(dá)した。専門店、スーパー、百貨店の成長率はそれぞれ5.8％、5.5％、4.1％で、前年比それぞれ1.7ポイント、2.8ポイント、6.2ポイント減だった。ショッピングセンターの成長率は7.7％だったものの、昨年比4.5ポイント下降した。

一方、大衆(zhòng)化消費(fèi)やサービス系の消費(fèi)は安定した伸びを見せている。統(tǒng)計(jì)によると、同年、中國の飲食業(yè)の收入が9.7％増加した。うち、収入が年間500萬元(約9500萬円)以下の企業(yè)の成長率が13.2％だった。その他、映畫の興行収入は前年比36.2％増の296億4千萬元(約5631億円)、観光総收入は同11％増の約3兆2500億元(約62兆円)に達(dá)し、海外旅行者數(shù)が初めて延べ1億人を突破した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年1月26日