○「精神的」年賀用品

北京で仕事をしている張さん（女性）は、「春節(jié)中、一家全員が集まり、一緒に映畫を見て、日常とは違った特別な時間を過ごした。両親は普段、映畫館に行くことなどほとんどない。実家で一緒に年越しをする機會に、両親に付き添って映畫を見に行くことが、ここ數(shù)年、春節(jié)に必ずする行事となっている」と話した。

河南省焦作市にある某映畫館のマネージャーは、「春節(jié)中、映畫館のスタッフは、休憩する時間もないほど忙しくなる。この時期の興行収入は、ここ數(shù)年、増加の一途をたどっている。2012年から2013年の春節(jié)期間中、興行収入は60億元（約1100億円）を突破した。2013年から2014年の春節(jié)は、期間的に短かったことが影響したものの、それでも64億元（約1200億円）に達した。2014年から2015年の春節(jié)には80億元（約1500億円）を上回る見通しだ」と語った。

○「健康志向」年賀用品

武漢にある健康診斷機関のスタッフは、「最近、年賀用品として両親に健康診斷をプレゼントする人が増えている。この1週間だけでも、基本健康診斷を受けた人は、普段の9割増となった。一日當(dāng)たりの受診者數(shù)は、普段は延べ200人そこそこだが、春節(jié)中は延べ400人を上回った。市內(nèi)の多くの健康診斷機関は軒並み、中高年対象の健康診斷プランを出している」と指摘した。

人気が高いのは、健康診斷だけではない。健康志向の年賀用品は全て、好調(diào)な売れ行きを見せた。武漢のスーパーに買い物に來ていた李雲(yún)海さんは、買ったばかりのマッサージ器を指さしながら、「これで、私が購入したマッサージ器は計3臺になった。これは妻の父にプレゼントする予定だ」と話した。同店の販売員によると、春節(jié)連休中、マッサージ器の売上は約7割増加したという。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年2月27日