日本人は実用主義を大事にしており、中國語が就職やビジネスに有利である場合、當(dāng)然努力を惜しまずに中國語の勉強(qiáng)に勵(lì)む。中國語を習(xí)得し、貿(mào)易の主戦場についてよく知るためには、現(xiàn)地に足を踏み入れるのに越したことはない。ある意味、功利的な目的があることは否めないが、今の日本の若者は「好き嫌い」という尺度ではなく、自分自身の將來のために中國への留學(xué)を決めたわけだ。例えその動機(jī)がやや「不純」であっても、中國は日本からの留學(xué)生を大いに歓迎すべきだ。なぜなら、日本の若者たちに本當(dāng)の中國を知ってもらうには、これが最もいいチャンスであるから。日本にいて、日本のメディアを通じて得られた中國の情報(bào)だけでは、なかなか本當(dāng)の中國を知ることができない。フェイストゥフェイスの交流が最も効果的な交流手段であることはどんな時(shí)代でも変わらないはずだ。
もちろん、中國の伝統(tǒng)文化に憧れて、あるいは本場の中華料理を毎日楽しむためなど、「ロマン」を求めて中國留學(xué)を決意した人も少なくない。日本政府は外交辭令として「米國と価値観を共有している」と公に述べているが、一般國民にとっては、中國の「三國志」といった古典文學(xué)や「論語」などの古代の知恵が伝える価値観の方がよほど親近感があり、古代の中國への憧れゆえに、現(xiàn)代の中國を訪れ、その「ルーツ」を探ろうとする人は少なくない。
1400年もの昔から、日本は中國向けの公費(fèi)留學(xué)制度を確立し、遣隋使と遣唐使を中國に派遣していた。そして今日、千年以上の時(shí)を超え、當(dāng)時(shí)の情景が今に蘇ったかのように、日本の留學(xué)生が続々と中國にやってきている。これは今の両國関係にとっても、ありがたい話だ。
目下、中國に滯在する日本人留學(xué)生は2萬人を超えているが、日本の中國人留學(xué)生の人數(shù)と比べれば、この數(shù)はやはりほんのわずかである。日本政府は長期にわたって各國から留學(xué)生を誘致することに力を注いでおり、留學(xué)生たちが安心して日本で滯在できるように、進(jìn)學(xué)や奨學(xué)金に関する優(yōu)遇政策をたくさん打ち出している。日本政府は2009年から、2020年を目途に30萬人の留學(xué)生受入れを目指す「留學(xué)生30萬人計(jì)畫」を推進(jìn)し、それを國家戦略として位置づけてきた。日本の文部科學(xué)省は2014年に、企業(yè)獻(xiàn)金を財(cái)源とする奨學(xué)金「トビタテ!留學(xué)Japan」を創(chuàng)立したのみならず、他の留學(xué)支援制度を充実させることにも力を入れ、大學(xué)の國際化を推し進(jìn)めている。文部省は、「新政策の効果が今後次第に現(xiàn)れ、日本で勉強(qiáng)に勵(lì)む外國人留學(xué)生がより一層増加することを期待する」としている。優(yōu)秀な留學(xué)生が卒業(yè)後に日本に殘って就職するというのは、日本が外國の人材を獲得するための効果的な手段であり、これらの人材も日本経済の発展に重要な役割を果たすことになろう。この點(diǎn)においては、中國も見習(xí)うべきである。
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